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2019年06月 15日19:39 日本

さいごに

先日2017年11月19日、世界一周自転車旅を無事終えて、帰宅しました。
2013年6月10日にアラスカを出発して約4年5ヶ月。
2回の一時帰国期間が合わせて9ヶ月くらいあるので、それを除くと海外を走っていた期間は3年8ヶ月くらい。
国数は数え間違えていなければ54カ国。
走行距離は6万6千kmくらい。
途中、バス、電車、飛行機を使ったこともありますが、地球の周囲が約4万kmなので、距離的には1周半ほど走ったことになります。

帰国してから、いろんな人と会いました。
たくさんの人がすごいねと褒めてくれるので、自分でも、ひょっとしてすごいことをしたのかなと錯覚しそうになります。僕がしていたことはあくまでも自転車を漕いでいただけで、誰にでもできること。こんな簡単なことなのに、ただ長く続けていたというだけでこんなに褒めてもらえるものなのかと不思議な感じがします。

終わってみて思うのは、僕は恵まれていたな、ということ。
まずこの年齢(27~32歳に掛けて)で、満足いくまで好きなことができるという環境が素晴らしく恵まれていた。
一番大きかったのは日本(先進国)に生まれたこと、他にも家族の理解があったこと、一部装備品の支援をしてもらえたこと、などなど。やはり年単位の海外自転車旅に出発することはそう簡単ではないし、恵まれた環境にないと難しいことだと思います。
そう考えると、長期自転車旅において最大の難関は、出発する準備を整えるまでと言えるのかも。日本での生活を清算し自由の身となり、数年間日本を離れる準備をするわけですから。出発さえしてしまえば、煩わしいすべてのことから解放されて、あとは自転車を漕ぐのみ。

また旅行中のトラブルに関しても、恵まれていたというか幸運だったなと思うのが、強盗等の対人の大きなトラブルがほとんどなかったこと。人の悪意によるトラブルだと、恐らくずっと根に持ち続けるだろうし、その国のことも嫌いになっていると思います。
自然災害での大きなトラブルでは、ケニアを走行中に鉄砲水にテントや荷物を流されてしまったことや、サハラ砂漠で強風によってテントが飛ばされて、追いかけっこをした末に追いつけずそのまま紛失、なんてことがありました。これなら悪いのは自分なのであきらめが付く。それに今ではいい話のネタになってくれているので、僕にとっては、どちらかというと愉快な良い思い出です。

続いてこのブログの今後について。
ブログの更新や、次の自転車旅の予定はあるのか。

これに関しては、恐らく両方とも無いと思います。

まず前提として、僕は決して「冒険家」ではないということ。
僕にとって自転車世界一周は小さいころからの夢でも、人生の大きなテーマでも、人生を掛けて取り組むべきものでもありません。あくまでも趣味のひとつであり、これ以上遊んでいると本当に僕の人生に影響を及ぼしかねないので。(一応まだ大丈夫なつもりです)
例えばお盆や年末年始の休暇に海外旅行に行く人もいると思いますが、僕の場合、自分で休みの期間を設定したため長期になっただけで、基本的にしていることは同じだと思っています。休みが終われば普通の生活に戻り、普通に働きます。

よく人から、「これだけ長い間旅行していて社会復帰できるの?」なんて言われたりもしますが、これもそんなに心配はしていません。僕はいわゆる「バックパッカー」的な放浪癖があるわけでも無いし、一つの土地にずっと居られない性分でもないし、もともと海外に憧れがあったわけでもありません。普通に日本で社会復帰できると思います。たぶん。
旅行中も別にだらけていたわけではなく、毎朝6時とかに起きて、ご飯を炊いて支度をして、8時には走り始めたりしていたので。

ブログの更新については、何かまとめのようなことを書いていこうかとも思いましたが、これももういいかなと思っています。僕に書けることはすでに書いてきましたし。もちろん、もう断固書かないと決めているわけではないので、何か書きたいことを思いつけば書きます。
また、何か質問等ありましたら、ブログ(PC画面版)にメールフォームがありますので、そちらから送信して頂ければ、僕に答えられることは答えると思います。

このブログも徐々に情報が古くなり、次第に価値が落ちてくることになるかと思いますが、現時点ではそれなりに有益な情報を残せたかなと思います。
特に今回のアジア横断のルート、中国(新疆ウイグル自治区)~モンゴル~中国(北京周辺の東部)の走行情報に関しては、これまで詳しく書かれた日本人のブログが無かったので、わりと価値が高いのではと思っています。

基本的に僕の中で自転車旅はあくまで一人で楽しむものであって、その楽しさを人と共有したいとか、自転車旅がもっとたくさんの人に親しまれればいいのにといった想いはそれほどありません。それはやっぱり自転車旅は向き不向きが大きくて、万人が楽しめる趣味ではないと思っているから。
でもだからこそ、自分と同じように自転車旅が好きで、楽しんでいる人の姿を見るとうれしくなるし、応援したい気持ちになります。そういう人たちにとって、このブログの情報が少しでも手助けになればと思います。

2017年12月

2017年12月 03日05:09 日本

今度こそゴール

2017年11月19日
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高校時代の先輩にお礼を言って出発。

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帰りまーす。
福知山市からゴールの京都市までは90kmほど。

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ここからは9号線を辿っているだけで、少なくとも9号線の起点である京都市の堀川五条交差点に到着することは約束されているわけだから、つまり堀川五条のブックオフに立ち寄れるということは、まぁつまりはそういうこと。

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帰り道にブックオフで立ち読みして帰れるということです。

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今日は7度と気温が低い。
お腹が減ったのに、田舎が続いていて店もない。
けれど、なぜか心は穏やか。

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静かに考え事をする。
特にこれまでの自転車旅の風景が走馬灯のように頭をよぎった訳ではない。
例えば昨日の講演会のこととか、いつものように、いろいろなものから連想して、思考をジャンプさせていく。

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「走っている時は何を考えているの?」と訊かれることがあるけれど、考えることなんていくらでも思いつくものです。たとえモンゴルの大草原みたいに何日も景色が変わらない場所を走っていたとしても。 
そんな中での、小さな発見や気付きの瞬間が心地いい。

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僕はこの自転車旅を通して、何も得られなくてもいいと思っていた。
何かを得るため、何かを変えるために走るというのは不純な気がしていた。
僕は、ただ自転車で旅をするだけの生活に没頭できればそれでよかった。

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けれど、昨日の講演会でお話をさせてもらったり、その後、先輩の家で夜遅くまでいろんな話をする中で、僕の中に蓄積されたたくさんの気付きや発見がとても大きな財産になっていたように感じた。何も得られなくても良いと思っていた僕にとって、それはご褒美みたいに思えた。

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今でも僕は、どこか自分は恥ずかしいことをしているという気持ちを持っている。働き盛りである30歳前後の貴重な時間を棒に振って、納税もせずにただ遊んですごすというのは、決して褒められたことではないと思う。
でも一方で、この財産を得られたことを少し誇らしくも思えた。
たくさんの犠牲を払って出た、この自転車世界一周の旅。
もしかしたらそれだけの価値があったのかな、と思います。
そう思えてゴールを迎えられたことが、とても嬉しい。

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3度目の正直。
今度こそ自転車世界一周のゴールです。

2017年11月 22日05:41 日本

帰国後初講演会

2017年11月18日
昨日、高校時代の先輩を訪ねて福知山にやってきたところ。

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今日はそのつてで、京都の福知山市の大学の学園祭でちょっとしたお話をさせてもらえることとなりました。

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自転車を展示できるようなスペースも用意してもらえました。
キャンプ道具なんかも置いてみたり、

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こういうルートの書いた地図も用意してみたり。

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講演会の様子。
まず展示ブースがあまり学生の来ない場所で、あと宣伝不足だったこともあり、お客さんの数は限りなく少なかった。
開始時刻でのお客さんの数が0人だったくらい少なかった。
その後、お客さんを引っ張ってきてもらったり、少ししてから学生さんが見に来てくれたりして、まあ7人くらい? の人に聞いてもらえました。

やっぱり僕は話すのが得意ではないなと思った。
僕は頭の回転がとても低速なのです。
かと言って、文章を書いたりするのもあまり得意とは思えないし。
アウトプット全般、あまり向いていないのかもしれない。
特に嫌いな訳ではないですけれど。

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福知山のローカル紙にちょこっと名前が載っていたみたいです。
ちなみに教諭ではなくて、講師でした。

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その夜は先輩のお宅に泊めていただきました。
帰宅してから深夜まで、特に何か飲み食いするでもなく、ひたすら話す。
思ったのは、話し込むのにお酒は必要ないなということ。
そもそも僕の場合、お酒を飲むと猛烈に睡魔に襲われるという問題がある。

2017年11月 21日05:45 日本

Tokyo to Kyoto2

2017年11月17日
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横浜中華街にあるゲストハウスを出発。
実は明日、ちょっと知り合いのつてで、京都の福知山公立大学の学園祭で自転車旅についてお話をさせてもらえる機会を頂きました。
今日中に京都に帰らないといけないので、新幹線でパパッと帰ります。

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これまでにも、新幹線や電車に何度か自転車を乗せたことがある。
いずれも前輪だけ外して、コンビニで買った大きなゴミ袋に入れるだけの簡単なパッキングだった。

しかし最近はちょっと厳しくなって、ゴミ袋じゃ乗せてくれないらしいという噂を聞いた。念のため、事前に横浜駅のみどりの窓口で尋ねたところ、袋なら何でもいいという返答。「ゴミ袋でもいいんですか?」と尋ねると、自転車が覆われていれば問題ないと教えてもらう。

そんなわけで、ゴミ袋を入手し、新横浜駅まで走って、新幹線の切符を購入し、梱包していると、駅員さんが「いや、ゴミ袋じゃ乗せられない」と言う。新幹線の時間も迫っているのにこのタイミングででそんなこと言われても。そこで結構揉めた。

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結果、特例ということで、乗せてもらえることとなった。
僕はちゃんと確認したしっていう言い分はあるものの、多くの人の手を煩わせ迷惑をかけたことには間違いないので、割とへこんだ。

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京都駅。
ここからこの迷惑な自転車と共に、特急電車に乗り換え、福知山市まで行く。

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到着。
福知山在住の高校の先輩と合流。

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その夜、鴨すきのお店に連れて行ってもらう。
鴨すきという食べ物も、鍋物の締めにお蕎麦を入れるというのも初めてだった。
どちらも美味しかった。


2017年11月 20日05:13 日本

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