2014年7月15日

首都が近づいてきて,道が走りやすくなってきた。
ゴール地点のパナマシティまではあと40km!

パナマシティの入り口に掛かる橋。
ここが有名なパナマ運河。
明確なゴール地点というものがないので,もうここがゴールということで,いいのかな……?
という感じのあいまいなゴール!

そういえば北アメリカ大陸と南アメリカ大陸は陸続きで繋がっている。

中米の南端パナマと,南米の北端コロンビアの国境を見ればよく分かる。

橋の上からパナマ運河を見下ろす。
パナマ運河とは,船で太平洋,大西洋間を行き来するときに,わざわざ南米の南端まで迂回するのが大変やからって言うんで,一番細くなっているパナマを横断するようにぶち抜いて作られた人口の水路のこと。
ということはここ,パナマ運河がアメリカ大陸で唯一,海によって分断されている部分。
ここから先のパナマシティは大陸の定義的には南米なのではなかろうか。
やっぱりここが北アメリカ大陸縦断編のゴールってことで正しかったな。


パナマシティ展望
中米にこんな高層ビル群があったとはビックリ。
ニューヨークかと思った。

手前に古くてボロくて,ちょっとスラム街っぽくもなっている旧市街があり,
奥の新市街には近代的な高層ビルが立ち並んでいる,印象的な光景でした。

今日で北米大陸縦断が終了ということで,パナマシティでは暴食の限りを尽くそうと小笠原君と話していた。まずは手始めに超特大ピザを2人で分ける。推定45cm。
しかし,薄生地のピザだったため,全くお腹は膨れず。
立て続けに,携帯食として持っていた食パン3/4斤ほどに,これでもかというほどインゲン豆のペーストを塗りたくって食べるけれど,不思議なくらいお腹が満たされない。一生食べ続けていられそうな気すらする。
パナマシティに到着し,これからしばらくの間は,「走ること」から「食べること」中心の生活が続く。
僕の体中の細胞がすでに,そのことを感じ取っているのかもしれない。

ピザ屋のwifiでホテル情報を探し,手ごろなホテルに移動。

夜はもちろんステーキ。
お値段25.99$。
完全に予算オーバーですが,お祝いですからね。
この日のために毎日,宿泊費を削って,自炊をして過ごしてきたと思えば問題なし。

帰りにスーパーでお菓子を買い込み,深夜までお菓子,ネット三昧。
幸せとはこのことを言うんでしょう。
ここには南米に渡る船の手配のため,数日滞在する予定です。
そういえば,南米まで陸続きになっているのに,何でわざわざ船で渡るかやけど,パナマ,コロンビア間の国境はジャングルになっていて道が通ってないからです。一応,頑張れば通れるみたいやけど,国境付近のジャングルはモンスター……じゃなくてゲリラの巣窟となっているらしくて,行ったら殺されるらしい。
というわけで船で渡ります。