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ラテン系の気質

2014年10月18日つづき
ペルー1
現在位置。
エクアドルからペルーに入国したところから。
こうして見ると,まだまだ南米は長い。

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ペルーのロゴマークがかわいい。

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エクアドルの後半は常に曇り空で,数日間,全く青空が見えなかったけれど,今日は見違えるような快晴。

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ペルーの海沿いの町がしょぼすぎる。
スラム街のような集落が点在している。
でも不思議とそんなに嫌な雰囲気はしない気がする。

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海が見えだした辺りから急に向かい風が強くなる。

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もう1時間くらいこの直線の道を走ってる気がするけど終わりが見えない。向かい風でスピードも出ないし余計に長く感じる。

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休憩したカフェみたいなところで,初めてインカコーラを飲む。
南米を旅行している人のブログでたびたび見かけるインカコーラ。
いざ飲んでみると,全くコーラではなかった。
味に特徴があるわけでもなく,どこかで飲んだことのあるようなありふれた感じ。そこまで美味しいわけでもない。「インカコーラ」の名前がなければ見向きもされないような飲み物だった。多分2度と買うことはないと思われる。

珍しく長文を書きますが,ここのオーナーがアメリカ人だった。
インカコーラを飲みながら,「ここから○○の町(今日の目的地)まであと何kmくらい?」って訊いたんやけど,アメリカ人オーナーは「何kmかはわからんけど,車で○○分くらいだから自転車だったら○○分くらいじゃないか?」と答えた。
僕はその答えを聞いて,この人は信用できる人だなと感じた。

こういう場合,ラテン系の地元民はだいたい「○○kmだ」と断言する。
しかしこの時,この地元民は,あと○○kmと知っているわけではなく,適当に答えているのである。

ラテン系の人たちと接していてよくあるのが“喜ばせておいて後でガッカリさせる”というパターン。例えば,この「あと○○km」の話だと,たとえば「どこそこまであと5kmだ」と断言されて,そのどこそこに5kmで着くことはまずない。(経験的には大体言った距離の2倍前後で着くことが多い。最初から言われた距離の2倍だと思っておいたら後で腹を立てずに済む。)
喜ばせようとしているわけではないと思うけれど,「あぁ,あそこならすぐすぐ」と適当に短い距離を言っているだけだ。こういう風に適当に喜ばせておいて,あとでムカつく思いをすることがすごくよくある。

分からなければ正直に分からないと言えばいいのに,なぜそれができないのか?
ラテン系の人たちはフレンドリーで親切な人が多いとみんな言うけれど,そんな真摯さに欠ける適当で上辺だけの人間と仲良くなりたくないと僕は思う。
正直に自分のわかる範囲で正確な情報を教えるのが,本当の親切,優しさじゃないだろうか。そういうことのできるこのアメリカ人が素晴らしいなと思ったというお話。

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話は戻りますが,さらに向かい風の中進み,

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目的の町に到着。

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ペルーで初の外食。
量が多くて安いのって言ったら,魚のフライだと言われたので注文。
海沿いを走っているだけあって,このあたりは魚介の料理が豊富みたいだ。

景色が茶色い

2014年10月19日
ペルー2

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今日も茶色い景色の中,出発。

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やけに似ている看板。
ペルーでチェーン展開されているのか,見るのは2回目。

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それにしてもエクアドルから景色が劇的に変わった。
あの延々と広がるバナナ畑はどこへいったのか。

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茶色いしか言葉が出てこない。

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あと今日も風が強い。
向かい風が強い時に,長い一本道走らせんのやめてほしい。心が折れそうになる。
「ヒッチハイク」という言葉が脳裏をよぎるくらいしんどい。

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今日は2回ちょっとしんどい上りがあった。

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道路脇にあったレストランでごはんを食べて,裏にテントを張らせてもらって終了。

ピウラへ

2014年10月20日
ペルー3

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ここペルーに入国して2日間,朝のうちは向かい風が弱かったので,朝のうちに距離を稼ごうと7時前に出発。

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しかし今日に限って朝から強風なのでした。
時間は関係ないのか。
こんな木が生えているくらいだからここら辺は1日中強風なのかもしれない。

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今日も単調な道を走る。

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道がなくなってた。
迂回路を通る。

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ちょっとうんざりしてくる景色。

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景色も茶色なら,町も茶色。
ペルー沿岸部の集落がマジでしょぼい。
これまでの国の中でも最底辺レベル。補給もちょっとしにくくなった。

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「AGUA(水)」
水が使えるのでお昼を食べていく。
1つ悲報があって,ペルーに入ってトマトがまずくなった。
昨日初めて食べて,念のため今日もう一度食べてみたけれど,やっぱりまずかった。

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午後からも景色は変わらず。
向かい風強し。

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そしてピウラに到着。
ペルーに入って初めての大きな町。
実はここからバスに乗ることになります。詳しくは明日の日記で。

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大きな町のレベルはその他,中南米諸国と変わらず。

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あとペルーに入ってパン屋が明らかに減った。
これまではかなり小さな町,集落でも大抵パン屋を見つけることができたけれど,ペルーに入ってパン屋を見るのはピウラに入って初めて。毎日パン屋でパンを食べていた僕にとっては大きな問題。
でも僕のパンを食べたい欲求はもはや自制できるレベルではなかったので,逆に助かったかもしれない。パンの消費を抑えないといけないとはずっと思っていたし。

バスでワープ

2014年10月21日
ペルー4

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バス会社。
実はペルー北部の沿岸部というのは治安が悪いことで有名らしい。
特にピウラ~トルヒーヨという町までは無人地帯も続くので,自転車旅行者が襲われることがあるとのこと。

無題
もちろんこの区間を走るサイクリストもいますが,僕は飛ばすことにします。
向かい風も強いし。
大体500kmくらいの移動。
ちなみにバス代は30ソル(約1080円)+自転車代の10ソル(約360円)

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しょぼい町と,

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砂漠がひたすら続く。
バスでの移動だから距離感覚がわかりにくいけれど,ペルー入国~ピウラまでとそんなに変わらない気もする。

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トルヒーヨに着いた時はもう夜。
7時間くらいのバスに乗っていて疲れた。

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夜9時前なんやけど,人がまだたくさん出歩いている。
店も割と開いているし。

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セントロ(中心街)の広場。
全く危険な雰囲気はない。
自転車で走っている時も思っていたけれど,いまいちペルー湾岸部の治安の悪さが見えてこない。

砂漠越え準備

2014年10月22日
ペルー5

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ここからペルーの首都,リマまでは560kmほど。
砂漠,向かい風が続くかなり大変な区間が続く。
今日は自転車の整備とか,キャンプ道具の修理とか,ネットとかして砂漠越えに備える。

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大きいショッピングモールに来た。

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目的は大型スーパーだけなんですけどね。

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久しぶりにスタバを見た。
コロンビアとかも,コーヒーは有名だけれどスタバはほとんど見ない。
アメリカのスタバではコロンビア産のコーヒーが使われていたのに謎だ。

そういえば,スタバのコーヒーのサイズには,Mにあたる「Tall(トール)」,Lにあたる「Grande(グランデ)」,LLにあたる「Venti(ベンティ)」などがある。
それぞれ意味は,「Tall」は英語で「高い」,「Grande」はイタリア語で「大きい」,「Venti」はイタリア語で「20(量が20オンスということ)」となっている。
スペイン語圏であるペルーのスタバのメニュー表記は,「Tall」が「Alto(スペイン語で「高い」の意味)」,「Grande」はスペイン語でも同じなので「Grande」のまま,「Venti」はスペイン語だと「Veinte(べインテ)」とちょっと表記が変わるけれど,イタリア語の「Venti(ベンティ)」のままでした。
以上,スタバのお話でした。

首都リマに向けて砂漠越え その1

2014年10月23日
ペルー5

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トルヒーヨの町を出発。
ここから首都のリマまでは560kmくらい。
その間,もちろん町はいくつもあるけれど,基本的に砂漠が広がっている。さらに向かい風もあって,かなり大変な区間になると思われる。
5日で行きたいところやけど,多分6日は掛かると思う。

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この石柱の数字がゼロになったらリマ。
あと559km。

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町を過ぎると砂漠。
今日は風向きが向かいからじゃなくて,横風(しかも風も弱い)で快調に進む。
というかむしろ追い風ぎみな気すらする。奇跡だ。
こういう時に頑張って距離を稼いでおきたいところ。

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昼頃着いた町でお昼ご飯を食べて,出発しよかと思っていると……,

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なんと日本人サイクリストが。
実はコロンビアのメデジンという町で,一度会ったことがあったんやけど,連絡先も交換していなかったし,まさかこんなところでまた会えるとは。

一緒に行きたいところだけれど,彼は今からお昼を食べるところらしくて,僕は先に進む。神風が吹いている間に少しでも進んでおきたいし。彼もリマに向かって走っていて,砂漠の一本道なんだから,またどこかで会えるでしょう。

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砂漠。

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砂漠。

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砂漠。
最初のほうは畑とかも結構広がっていたけれど,後半は砂漠のみ。

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この辺りで100km。
疲れてきた。

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そこから少し走ったところにうまいこと隠れられる場所があったので,キャンプ。

首都リマに向けて砂漠越え その2

2014年10月24日
ペルー5

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朝5時に目を覚ますと無風だったので,準備をして7時に出発。
もう向かい風は吹いてきているけれど,まだ弱いのでそんなにきつくはない。

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20km走ったところにあるチンボテというそこそこ大きな町でフルーツと水を補給。なんだかんだ言って,洗わなくてそのまま皮をむいて食べられるバナナとみかんが一番便利だということで最近は落ち着いている。国を跨ぐとちょこちょこ野菜,果物がモデルチェンジするんやけど,エクアドル以降,みかんが日本のものに近くなり,よく食べている。甘くて美味しい。
ただみかんがちょっと高いんですよね。バナナが1本10円しないのに対し,みかんが1個20円くらいする。

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リマまで415km。
43km先のカスマから,次の124km先の町までの81km,看板通り町などがないみたいなので,ちょっと大変。

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ひたすら砂漠を走る。

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カスマの町を越えて,10kmくらい走ったところで今日はキャンプ。
今日は朝7時から走っているのに,夕方5時の時点でなぜか90kmしか走れていない。謎。

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砂漠だと障害物が無いから隠れにくいし,自転車は砂に埋まって押して入りにくいし,意外と難易度高いなと思った。
一応,砂丘の後ろまで回ってきてるんやけど,それでも車道からは見えてる。目立たないとは思うんやけど。

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それでも初めての砂漠での野宿なのでちょっと嬉しい。

首都リマに向けて砂漠越え その3

2014年10月25日
ペルー6


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砂漠といっても朝は半袖だと寒い程度に冷える。

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次の町までは70km。残りの水は2L。
ちょっと心配だけれど,曇っていて涼しいので多分大丈夫でしょう。

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今日も砂漠が続く。

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リマまであと343km。

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上り坂の標識。

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90度傾けると下りの標識になる。
もともと下り用の標識だったものを流用しただけっぽいけど。

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町まであと18km。
水の量が心配だったけれど,結局50km走ってまだ1Lも飲んでない。

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ウアルメイの町を走っていると,2日前に会った日本人サイクリストと再会。
今からお昼ご飯を食べる僕に対して,彼はもうご飯を食べ終わり今から出発するところらしい。
また次の再会を約束して別れる。

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昼ごはんを食べて,再び砂漠へ走り出す。
次の町までは90kmくらいあって,しかもどこかで野宿を挟むので,水を5.5L持っての出発。
重くはないけどふらつく。

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夕方5時頃まで走って,適当なところでキャンプ。
朝起きたら走り出し,疲れたら休憩し,お腹がすいたらご飯を食べ,日が沈むころにテントを張って休む。
過疎地帯を走っている方が,純粋に自転車旅を楽しむことができるなと思う。

首都リマに向けて砂漠越え その4

2014年10月26日
ペルー7

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砂漠越え4日目。
リマまでは6日間掛けて行く予定なので,日数的にはやっと折り返し。
長い。

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リマまで266km地点からのスタート。

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今日はまた一段とアップダウンが多い。
傾斜は緩いんやけど,風があるのでキツイ。
上りか風かどっちかにして欲しい。

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町が近づくと畑とか,緑が多くなる。

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大きめの町,バランカでお昼ご飯。
ペルーに入ってご飯のレベルが上がった。
これまでは単純に焼くか,油で揚げるかだったのが,ちゃんとした料理っぽくなった。これは肉野菜炒めみたいなもの。
美味しい。

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メニューも増えた。
こんなにたくさんメニューのあるレストラン,他の中南米諸国ならまずない。

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それでも町は汚くてボロい。

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今日もキャンプする予定やったんやけど,そろそろキャンプ地を探そうかというところで大きな町に入ってしまう。仕方なく今日はガソリンスタンドでテントを張らせてもらうというさぶい結果に。
ここ最近は,誰もいないところにテントを張って一人ぼっちでキャンプすることが,向かい風の中1日走った自分へのご褒美みたいになっていたので,残念すぎる。
ただ,久々に水道で洗濯できるやんってことに気づいてからは,ガソスタでもよかったなって思ってるんですけどね。

首都リマに向けて砂漠越え その5

2014年10月27日
ペルー7

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朝早く目が覚めたので,今日は6時15分出発。
早く出発した時間では最高記録。

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20kmくらい走ったところでwifiの使えるコンビニが。
首都が近づいてきたので,道を調べておく。
大きい町は毎度毎度,道がややこしいので非常にめんどくさい。
道調べてすぐに出ようと思っていたのに,久しぶりのネットにテンションが上がり,1時間半くらい居てた。
朝早起きした分がちょうど帳消し。

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走っているときは大体いつも,「リマに着いたらあれを食おう,これを食おう」と考えている。
連日の向かい風で溜まったストレスをすべて食べ物にぶつける。

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砂漠。意外と寒い。

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ペルーレベルになってくると,家がゴザでできていたりする。

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昼過ぎにチャンカイという町に到着。
ちゃんとした町は至ってまとも。

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ここで消防署を訪ね,シャワーを借りる。
リマでは久々に日本人宿に滞在するつもりなのだが,6日間シャワーを浴びてない臭い体で行くのも気が引けるので,体をきれいにしていく。
貧乏自転車旅行者なりの気遣い。

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今日はもうちょっと進むつもりだったのだけれど,ここの消防士さんがすごいウエルカムな人で,
「今からもう行くのか? それとも泊まっていって明日出発するか?」と訊いてくるものだから,
「……じゃあ,明日で」と,泊めてもらうことに。
まあリマまでもう80kmくらいやし。

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