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『世界一美しく過酷な国境越え』の“過酷”な部分

2015年4月4日続き
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チリ・アルゼンチン国境上にあるしるし。
ここまでは普通に自転車に乗っていられたのだが,ここからがまあ大変だった。

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アルゼンチンに入ってからは,「未舗装の道」から完全に「トレッキングルート」と化した。
ここからはほぼ自転車全押し。

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そして川,泥,湿地の目白押し。

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水深50cmくらい。
頑張って靴を浸水させないように頑張って来たけれど,ここで色々なものを諦める。

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自転車とは押す乗り物。

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ひざまでの深さの川越えが3回あった。
見ている人は基本的に写真を撮っている。

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全員が『オルトリーブ』の完全防水バッグを付けていたので,カバンを外さずにそのまま川に入れたのが幸い。

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そして森を抜けたところにフィッツロイ。
一気に視界が開けたところのこの景色は感動する。
下に見えている湖がゴール。
そこからまた明日フェリーに乗る。

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でもまだ楽はさせてくれず,こんなアトラクションまで用意してある。

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自分の自転車を運ぶ時よりも,他の人の自転車を運ぶのを手伝うときの方がドキドキする。

そして今度こそゴール。
湖のほとりにアルゼンチン側の出入国管理所(イミグレーション)がある。明日の朝のフェリーでこの湖を渡るので,今日はここでキャンプ。

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アルゼンチンに入ってからのトレッキングロードがとにかく大変だった。
僕の調べでは,僕の自転車は他の人よりもだいぶ軽いはずなんやけど,それでも色んな無理な体勢から自転車を押したり引いたり支えたり持ち上げたりするので,普段使わない筋肉使ってすごく疲れた。

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そして無事,ここのイミグレーションでアルゼンチンの入国スタンプをもらい忘れる。

最大の難関を終えたと思ったのに,その先に訪れた困難

2015年4月5日
昨日無事,自転車を押しながらの過酷なトレッキングを終えた。
ここからは朝のフェリーで湖を対岸まで渡る。
直前になって,「自転車だけフェリーで運んで自分はトレッキングロードを歩いて渡ったら,フェリー代3000円ちょいが浮くけどどうする?」みたいな選択を迫られて非常に困る。
ていうかもうお金払って普通に渡る気やったから,そんなん知りたくなかった。

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迷った挙句,楽をする。
15kmのトレッキングロードで昨日歩いた道よりもキツイらしいので,もう今から歩く気は起きなかった。

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で,向こう岸でお昼ご飯を食べて出発。
今日は37km先のエルチャルテンという町を目指す。

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ここもまだ未舗装路とはいえ,もうチリのアウストラル街道のようなアップダウンはない。
同時期にアウストラルを南下してきたフランス人カップルサイクリストと,数日前から行動を共にしている日本人サイクリスト,ナオキさんと4人で走り出す。

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そしてすぐにチェーンが切れるトラブル。
なんでやねん。
実は昨日のトレッキング中に一度チェーンが切れて,今朝,キャンプ地で修理をしたとこなんやけど,その修理が甘かったらしい。
まあでも修理はすぐできる。
3人には先に行ってもらい,僕も修理でき次第追いかけることにした。

そして修理箱を開けてビックリ。
なんとチェーン修理用の工具がない。
今朝のキャンプ地に置き忘れてきたらしい。
キャンプ地はフェリーで湖を渡った向こう側なので取りに戻るのも無理。
マヌケすぎる。
なんとかペンチで修理できんものかと頑張ってみるも当然無理。

自力で直すのは無理なので,自転車を押して走ることにする。
しかし数km走って諦める。
昼過ぎから重い重い自転車押しながらフルマラソンに近い距離を走り切れるわけがない。

そして,多分湖まで戻ったらバスとかあるやろ,と来た道を引き返している途中で運良くヒッチハイクできて,エルチャルテンまで。

そしてその夜,アルゼンチンの入国スタンプをもらい忘れていることに気が付く。
ほんま勘弁して欲しいという気持ち。

エル・チャルテンにて

2015年4月5日~
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エルチャルテンに滞在中。
山の上から名峰フィッツロイが頭を出している。
この町はフィッツロイの麓にあり,トレッキングが有名。

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本屋とたくさんのアウトドアショップが立ち並び,かなり街並みはかなり小綺麗。
いかにも観光地という感じ。

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周りはこんな何もない岩だらけの荒野なのに,チョコンと小奇麗な町が建っているのがなんだか不自然だ。砂漠のど真ん中にあるラスベガスに近い印象。
町の規模はラスベガスの100万分の1くらいですけど。
ひょっとしたら割と新しくできた町なのかもしれない。

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ここエル・チャルテンの町には「カサデシクリスタ(サイクリストの家)」っていう自転車旅行者をタダで泊めてくれる家がある。一緒に走行中のフランス人が教えてくれて訪ねることになった。

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もう時期的には遅めのはずなのに,結構な人数のサイクリストがお世話になっている。

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最近はヨーロッパの,特にフランス人サイクリストによく出会う。
同じヨーロッパでも国によって得意な言語が違いがある。
フランス人,イタリア人は英語よりもスペイン語が得意(母国の言語がスペイン語と似ているから)。
それ以外のヨーロッパはスペイン語よりも英語が得意な傾向がある。

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アルゼンチンに入ったので,久しぶりの牛肉ステーキ。ステーキ用の肉じゃなかったので多分硬いんだろうなと思って食べたらやっぱり硬かった。
以前アルゼンチンに居たときはステーキの焼き過ぎで,火加減,焼き時間,肉の弾力でかなり火の通り具合をわかるようになっていたけれど,ちょっと忘れつつある。はやく勘を取り戻さねば。

アルゼンチン入国スタンプを求めて

2015年4月5日~
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先日,アルゼンチン入国時にイミグレーションで入国スタンプをもらい忘れるという痛恨のミスを犯してしまった。エルチャルテンにある役所みたいなところに,ここで入国スタンプを押してもらえないか尋ねるも,「国境まで戻れ」の一点張り。
戻れって簡単に言うけど,国境にあるイミグレーションまでは37kmの未舗装路+湖(迂回する15kmのトレッキングルートあり)を越えていかなくてはならない。バスとフェリーを使っていくこともできるが,往復で1万円以上も掛かる。

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というわけで,最低限の荷物だけを持って,自転車と徒歩で向かう。
最低限といっても日帰りの往復はギリギリ無理な距離なので,テント,寝袋,食料なども入っている。
日帰りでギリギリ行けないっていう絶妙な距離がまためんどくさい。

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未舗装路を走る。
エルチャルテンから15~20kmくらいの間は,走りにくさとしては最高レベルの未舗装路。

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湖までやって来ました。
フェリーが止まってたんやけど,一般客用ではなくイミグレーションの職員かなんかのフェリーで,ヒッチハイクしようと思い,事情を説明して乗せて行ってもらえないかお願いしたら,「パスポートだけ預かって向こうでスタンプ押してきてやる」と。
パスポートを渡してしまうことに多少の不安は感じたけれど,トレッキングの往復が無くなってラッキー。

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お昼を食べて待つ。
ちなみに一緒にペアラン中のナオキさんも押し忘れて一緒に来ている。
なんせ最低限の荷物しか持ってきておらず,待っている間がものすごく暇だった。キャンプ用に持ってきたエアマットを敷いて寝て待つ。

3時頃戻ると言われていたフェリーが戻ってきたのは夕方5時。
問題はここからエルチャルテンまで戻るか。
一応走って日没までにはギリギリ戻れる気もするが,寝てダラダラ待っていたことで,完全に走る気が失せている。しかも雨まで降ってきた。

かと言ってここでキャンプをして一晩過ごすのもなっていう感じ。
てなわけで,近くのキャンプ場でお願いして,お金を払ってエルチャルテンまで送ってもらうという自転車旅行者としてあるまじき行為により,なんとかイミグレーションまで日帰りでの往復達成。

フィッツロイでトレッキングとクライミング

2015年4月5日~

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エルチャルテンに滞在中。
頭だけチョコンと出しているフィッツロイ。
この町からはフィッツロイへのトレッキングが有名なので行ってくる。
あの尖っている先っぽまで行くわけではなく,その近くまで行く日帰りトレッキング。

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町の端っこに登山口があり,そこからトレッキングがスタート。

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登ります。
景色が良い。

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割と綺麗に登山道が作られていて歩きやすい。
お年寄りの姿もよく見る。

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途中の展望台からのフィッツロイ。
写真だと伝わりにくいと思いますが,実際に見ると圧倒される。
とりあえずデカイ。
何がすごいって,とにかくデカイ。

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ちなみにフィッツロイはパタゴニアのロゴのデザインで使われていることでも有名。
いざ見比べてみると,「モデルもなにも,適当にギザギザの山を描いただけやろ」って言いたくなりますが,フィッツロイがモデルらしい。

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以前登ったセロ・カスティージョでも思ったけれど,ギザギザの山っていうのはなぜこうもかっこいいのか。

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この日帰りトレッキングは片道10kmほど。
片道3~4時間の距離。

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リュックを持っていないので,例のごとく自転車用バッグをたすき掛けにして持って歩く。
とは言っても荷物は水とお昼ご飯と防寒具くらいなので,全く辛くはない。

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最後の1~2kmで一気に標高を上げる。
これまでのアンデストレッキングで歩き方が上達してきたのか,思ったよりもしんどくなかった。

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景色が良い。
ちなみにこのトレッキングはタダ。
キャンプ場もタダで泊まれるらしい。

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そしてゴール……したけれど,雲が出てきた。
とりあえずお昼を食べながら晴れるのを待つ。

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1時間待つも,常に先っちょだけ雲に隠れている。
風が強く,寒さの限界なので,ここで下山。
晴れている状態と,雲が掛かっている状態だと,想像以上に迫力とか見え方の差が大きいので,行かれる方はちゃんと天気予報を確認して,晴れている日に行かれることをおすすめします。

そしてまた別の日……。
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このフィッツロイの登山口を入ってちょっと行ったところの岩場がロッククライミングスポットがあって,同じカサデシクリスタに泊まっている人と行ってきた。

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中米のグアテマラからしばらくの間一緒に走っていたオガ氏がボルダリング(室内でするロッククライミング)が大好きで,一緒にやったこともあったんですが,イマイチ僕には向いている気がしない。体重が重いっていうのもあるけれど,そもそも上半身の力が弱いんですよね。
専用の靴は町でレンタルすることができるし(1日60ペソ=600円),天然のそこらへんの岩に登っているだけなので場所代みたいなのは無料。
興味のある人は行ってみてはいかがでしょうか。

アメリカ大陸最終章『パタゴニア編』始まる

2015年4月11日
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エルチャルテンの町を出発。

パタゴニア
去年の7月に上陸し始まった南米編もとうとう終わりが見えてきた。

エルチャルテン
南米南部の地域のことをパタゴニアという。
パタゴニアを突っ切って南米最南端の町,ウシュアイアを目指す。
いよいよアメリカ大陸もクライマックス。

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町を出発してすぐの展望台から見えるエルチャルテンの町とフィッツロイ。
フィッツロイっての何がかっこいいって,“ラスボスの棲家”感なんですよね。
心なしか邪悪なオーラも感じるし。

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鬱蒼と茂る緑に囲まれていたアウストラル街道から一転,世界が茶色い大地に変わった。
チリからアルゼンチンに抜ける時にアンデス山脈を越えるんやけど,雨雲はアンデス山脈でストップするのでアルゼンチン側は雨が少ない。

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今日はひたすら同じ景色の中,平坦な道を走る。
アウストラルとは完全に真逆。

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超絶にヒマ。

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本当はこの区間はスーパー追い風が吹いてくれるはずなんですが,今日は完全に無風。

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エルチャルテンから120km走ったところにピンク色の建物がある。
これはホテルの廃墟で,北上してきたサイクリストにここに泊まれるよと教えてもらった。
しかしこんなに広大な大地が広がっている中,わざわざ廃墟でキャンプする必要は全くないので,もうちょっと進んだところで今日はキャンプ。雨が降っていたら話は別ですけどね。

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道路から見えるっちゃ見えるけど,そこそこ離れているので,問題なし。

エルチャルテン直前で寸止め

2015年4月12日
道路わき
今日は約90km先のエルカラファテという町まで。
この先,だんだん町が少なくなっていくので,ちゃんとした町が貴重になってくる。

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朝は,カレー炊き込みご飯。
大量に炊いて半分は昼ごはんのお弁当にする。

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今日も景色は変わらず。
パタゴニアって,この先もずっと景色同じなんじゃという気がしてきた。

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アメリカっぽい景色。
アルゼンチンの西側を縦断しているルート40を走行中。
メインの幹線道路のはずなのに車通りがものすごく少ない。
さすが田舎。

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鹿かリャマか。
彼らが道路に入ってこれないようにやと思うんやけど,道路の脇にはずっと柵が立ってある。しかし平気でジャンプして飛び越えるので意味なし。

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こんな標識が建っているけれどほぼ無風。

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分岐。
ここからルート40を外れ,32kmほど進むと,目的地のエルカラファテがある。
往復64kmの遠回りはまあまあデカイけれど,なんせパタゴニアは町が少ないので,この道を通るほぼ全てのサイクリストが立ち寄ることになるんだと思う。

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そして,ビエン・ベニドス・ア・エルカラファテ(カラファテにようこそ)。

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からの,ビエン・ベニドス・ア・エルカラファテ(カラファテにようこそ)。

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そして,「ようこそ」無しのエルカラファテ。

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これがそのカラファテ。
かなり観光地化された小綺麗な町で,メインストリートにはアウトドアショップが軒を連ねる。

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とりあえずアイスクリーム(500円)を食べる。
今日はもう時間が遅いので,ホテルには泊まらない。
ホテルでは,ネットとか洗濯とか料理とかなにかと用事が多い。午前中とか早い時間にチェックインした方が,ホテルでの滞在時間が長くなるので得というわけ。
というわけで今日は,暗くなるまでネットして時間を潰し,暗くなってから町外れまで戻って野宿する作戦。

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宿泊費を抑えるための初歩的なテクニックの一つである。

エルカラファテin and out

2015年4月13日
エルカラファテ

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朝8時45分,ようやく太陽が顔を出す。遅すぎる。
7時台に起きても暗いし寒いので,朝の支度は8時か9時頃になって始める。
そして町外れのキャンプ地からカラファテへ。

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エルカラファテには日本人宿があってそこに泊まる予定だったのだが,満室で泊まれず。
結局この日はカフェをハシゴしてネット三昧した後に,また町の外まで出てキャンプをするというしょうもない過ごし方で1日を終える。

藤旅館へ

2015年4月14日
エルカラファテ
昨日満室で泊まれなかったエルカラファテの日本人宿『藤旅館』を訪ねる。
今日は空いていた。

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ここ藤旅館は,宿の管理人を常に募集していることで有名。
オーナーはこの町でお寿司屋さんも経営しているため,宿を留守にすることが多いからみたいだ。
部屋の掃除とか宿泊者の案内をする代わりに宿代をタダにしてもらえるというもの。

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ド田舎のパタゴニアは何かと物価が高く,ここの宿泊費も1泊150ペソ(1500円)もするので,僕は管理人をしたいなと思っていた。しかし現在は他の旅行者が管理人をしているらしく無理だった。
ちなみに今の管理人がいるのは4月20日まで。
「4月21日から7月20日まで,シーズンオフである冬季の3ヶ月間,ここで管理人兼留守番をしてもらえませんか」ってお願いされたけれど,さすがにそれは厳しいってことでお断りする。
ちょっと考えてしまった自分が怖いけれど。

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管理人はできなかったのだが,数日間風呂にも入っていない,着替えもしていない僕のみすぼらしい姿が功を奏したのか,「ほかにも色々仕事があるので,それを手伝ってもらえれば,宿泊費は結構ですよ。」とのお誘い。もちろんぜひと,二つ返事で承諾。

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初日はこの庭の草むしり。
のび太くんの気分を味わう。

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after
宿代もタダになったことだし,しばらくの間エルカラファテに滞在します。

藤旅館にて

2015年4月15日~
エルカラファテの日本人宿『藤旅館』に滞在中。

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久々のNHK。
ここは日本人のご主人と韓国人の奥さん夫婦が経営されている宿で,韓国人のお客さんも多い。手前のエルチャルテンの町でもそうだったのだが,パタゴニアでは韓国人観光客を非常によく見かける。聞いたら最近韓国では南米旅行が流行っているらしい。
数年前まではこの宿も日本人の割合が圧倒的に多かったらしいのだが,最近は韓国人宿泊者の割合も増えてきたようだ。

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町で寿司レストランを経営されている島藤さんですが,近々シーズンオフにより店をお休みするらしい。
藤旅館では宿泊費の代わりにお手伝いをしているので,レストランで大掃除をしたり。

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お休み間近なこともあってか,お客さんがひっきりなしにやってくる。

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レストランはまかないのご飯をいただけるし,藤旅館でも朝ごはん付きなので,あまり食費も掛からずうれしい。

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