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スーダン入国

2015年11月25日続き
アスワンスーダン
長かったエジプト出国の荷物検査を終え、次は……

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スーダンのイミグレーションでまた入国の荷物検査。
2カ国で協力して一回で終わらせろよ。
しかも中身全然ちゃんと見ないし、そのくせチェックする人が少ないから無茶苦茶時間掛かってるし。

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バス4台分の人と、ぎっしりの荷物が集まるのでパニック。
4台がフェリーで一緒に行くから時間をずらせないっぽい。

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結局、出入国の手続きだけに5時間くらい掛かった。
色んな人のブログ見ていると、やはり大体いつもこんな感じらしい。

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そういえば、スーダンでは普通にATMでお金を下すよりも、エジプトポンドをスーダンポンドに両替する方がレートが良く、さらにその両替も国境付近の方がレートが良いらしい。
なのでベストなのはスーダン国内で使う分のお金を全部をエジプトで下してきて、スーダン国境で全額換えること。
僕は約1200ポンド(約18000円)を持ってスーダン入国。スーダンには恐らく2週間ちょいの滞在。18000円も使わん気がしてきた。
ちなみにこの国境と国境の町ワディ・ハルファで両替して、国境では(1エジプトポンド=1.22スーダンポンド)、ワディ・ハルファでは(1エジプトポンド=1.23スーダンポンド)という感じでした。
公式レートだと1スーダンポンドが20円くらいなんやけど、この方法だと1スーダンポンドが12~13円くらいになる。

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そして少し走ったところのワディ・ハルファの町。
中心地のみ賑わっていて、少し外れると、一気に静まり返る、自転車旅行者好みの町。

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町の外でテント張って自分でご飯作るつもりだったけれど、レストランの活気と雰囲気につられて、ご飯食べていくことに。

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ラム肉の焼肉。美味しかった。
最近肉を食べ過ぎてあごが筋肉痛。

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買い物だけ済まし、野宿場所を求めて町の外へ。
写真だと真っ暗ですが、まっすぐに伸びた一本道と両サイドの砂漠、それを満月がボワッと照らしている景色が幻想的だった。ちょうど右側に見える使われていない建物で野宿。

砂漠を走る

2015年11月26日
スーダン1

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6時50分、起床。
エジプトの真南に位置するスーダンだけれど、なぜか時差があって1時間進んだ。

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ご飯を食べて、8時半、出発。
次のまともな町までは170kmくらいある。
ワジ・ハルファの中心からだとプラス10kmくらいの距離。
一応そこまでが目標。
追い風なので行けそうな気がする。

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首都のハルツームまでは892km。

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1時間ちょい走って休憩。
同じ景色の中を走る。

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さらに1時間。
景色変わらず。

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お昼頃、お腹が減ったのでゆで卵休憩。
思ったよりも店とかレストランが無くて、少し戸惑っている。
そんなに水を持っていないので、心配になってきた。

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少し走ったところにレストランがあった。
ゆで卵我慢すればよかった。

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スーダンから急にアフリカ感が増した。
人もほぼ黒人になったし。

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牛肉の煮込み。
盛り付けに気を使っているところが好印象。

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食後は読書。
一時帰国中に買ったけれど読めなかった本を持ってきいるのです。文庫本サイズじゃなくてハードカバーくらいの大きさで、重いし邪魔。早く読んで処分してしまいたい。
最初7冊くらいあったのが、あと1冊半。

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一応撮っておきたくなるゾロ目。

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水がめの休憩所。
これはエジプトにもあった。
なんだかんだ150kmちょい走り、目的の町まであと20kmほど。

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到着。
今日は頑張って175kmも走った。

ここでホテル経営者の男に話しかけられ、レストランの場所を案内してもらう。
そして「今スイス人サイクリストがうちのホテル泊まってるから呼んでくる!」と言い、連れてきた。
そしてやってきたスイス人のおじさんサイクリストにご飯をご馳走になり、さらに夜はキャンプするつもりだと言うと、ホテルの宿泊費も出してくれて、泊まらせてもらうことに。

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若いサイクリストを応援したいとのことらしい。別にそんなに若くないのに、ありがたいことです。お言葉に甘えることに。結構高そうなホテルだけれど、1泊いくらくらいなのかが少し気になる。

おじさんとペアラン

2015年11月27日
スーダン2
首都ハルツームを目指しています。

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朝7時過ぎ。
夕日のようで朝日。

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昨日ホテル代を出してくれたスイス人サイクリストのおじさんと一緒に走ることになった。
お腹もすごい出てるし、絶対ペース遅いやん。
ペースを合わせてゆっくり走りたくないし、できることなら一人で走りたいけれど、宿泊代をお世話になった身としては従うしかないところがある。

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と思ったら、ペースむっちゃ速かった。
平地でガンガン立ち漕ぎして攻める人初めて見た。

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今日も同じ景色の中を走る。

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集落に立ち寄ってお昼。

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焼き鳥をなぜか油で揚げなおしたもの。
油も汚いのであまり気が進まない。
と思い食べると、これがビックリするくらい美味しかった。下味のスパイスがとにかく美味しい。アフリカのレストランで食べた料理の中では間違いなく一番と言えるくらい。
っていうかスーダンに入って料理が明らかに美味しくなった。

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午後になり、北からの追い風が東からの横風になりペースダウン。
そしてこの55歳の太ったおじさん、明らかに僕よりペースが速いんですけど、どういうこと?

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立ち寄った集落で休憩。
中南米のクソ集落と比べても際立つ途上国感。
さすがアフリカ。

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と言いつつ、先進国民の僕とピーターが現地民のおじさんにジュースをご馳走になる。

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夕方。
今日のキャンプ地。
ハエが恐ろしく多い。

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勝手に耳の中入ってきてそんで出られなくなって、耳の中で暴れるのほんま止めてほしい。

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ただ、なぜか暗くなると姿を消すので、のんびりお月見をしてから寝た。

ペアラン2日目

2015年11月28日
スーダン3

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砂漠キャンプからの夜明け。

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首都ハルツームまでこのくらいの距離からスタート。
あと5日で到着予定。

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昨日から一緒に走っているスイス人のピーター。
今日も砂漠を走って、

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休憩ポイントがあれば、

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休憩していく。

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その繰り返し。

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ペプシとチャイで休憩。
こっちではチャイと呼ばれているけれど、紅茶と全く同じ。
ミルクが入っているわけでもない。

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走って、

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休憩して、

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ナイル川越えて、

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今日のゴール。
ドンゴラという町。国境からハルツームまででは一番大きな町。
ピーターはここからバスでハルツームに向かうので今日でお別れ。
最後ということで、バイクタクシーのおじさんに「ドンゴラで一番のレストランに連れて行ってくれ」と頼み、良いものを食べていく。ピーターは一日中、「ドンゴラに着いたらごちそうを食べよう」みたいなことを言っていた。

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ドンゴラで一番のレストランで出てきた料理。
僕とピーターが想像していたものとは多分違ったけれど、確かに美味しかった。昨日も書いたけれど、スーダンはエジプトと比べてご飯のレベルが高い。

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食後にナイル川を見に行く。
2日間ピーターと一緒に走ったけれど、いろいろ新鮮に感じることが多かった。
例えば僕との一番大きな違いで、彼はとにかくジュースをよく飲む。休憩の度に500mmのジュース最低3本は飲む。そして、ご飯はあまり食べない。

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僕は逆に走行中は水しか飲まない。
その代わりご飯をたくさん食べる。
考えてみれば、飲み物でエネルギーを摂る方が消化にエネルギーを使わなくてもいいから、1日中走りっぱなしのサイクリストには適しているのかなとも思うけれど、でもやっぱり食べることの方が好きなんですよね。

食はナイルを越える

2015年11月29日
スーダン4

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2日間一緒に走ったピーターが朝一のバスで首都に向かうのを見送る。

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夜明けと同時に僕も出発。
と言っても朝の7時なので、言うほど早くもない。
ゆうべは蚊と騒音のせいで3時間しか寝れてなくて、もう一泊しようか迷ったけれど、それよりも早く首都ハルツームに行きたかった。

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追い風の助けと僕の謎の頑張りで、3時間ノンストップで走り続けてあっという間に80km。

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そっから小一時間走って、ドンゴラから100km弱くらいのところに数件のレストランと商店が並ぶ集落があった。
お昼休憩。

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食欲をそそられない見た目。
右側の“フル”はスーダンで最もメジャーな料理。豆のペースト。中米でよく食べてたフリホレス(豆ペースト)を思い出す味。
一方、左の謎のスープは初めて食べる。
全然期待せず食べたんやけど、魚介系のスープでこれがめっちゃうまかった。
お代わりしたくてたまらなかったけれど満腹のため断念。
スーダン料理のレベルの高さには驚かされるばかり。

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食後、レストランの奥でちょっと寝させてもらって、ここで読み終わった本を寄贈してきた。日本から持ってきた本は残り1冊。

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少し走って警察の検問があった。
「パサポルテ」と言うのでパスポートを出すと、中の写真を確認せずになぜかお金を請求してきた。パスポートが日本のものだったから、金を取っておこうってことなのか。
説明もなしに金を請求する態度が嫌だったので、ゴネたら通してもらえた。この暑い中、頑張ってお湯を飲みながら走ってるサイクリストから金を取るなよと思う。
そもそも高いビザ代も払って入国してるんやし。

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小さな影を見つけて休憩。
夕方の西日がキツイ。

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夕方、目的の町に到着。
とりあえずご飯。
どんな美味しいものが食べられるのか、すでにワクワクしている。

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晩御飯はフライドチキン、フル(豆ペースト)、パン。
このフライドチキンも手が込んでいて、

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わざわざスープで煮た鶏を、

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揚げている。
煮ると鶏のダシが出てしまうと思うけれど、そのスープも別の料理に使われるんでしょう。どっちにしろ、カレー風味が利いていて美味しかった。

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サンドイッチの具がフライドポテトだったり、
米とパスタとマカロニを混ぜたものにトマトソースぶっかけただけの食べものをソウルフードとか呼んでいるエジプトとは、まあ悪いけど、雲泥の差。

303kmの砂漠越え(前編)

2015年11月30日
スーダン5

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ここ数日、体調が良くない気がしていたのだが、今朝から鼻が出るようになった。少し風邪気味。
旅行中、何度か風邪を引いているが、毎回町に滞在中に引いていたので、走行中に体調崩したのは初めて。
最近寝不足なことが多かったからだと思われる。

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ちゃちゃっと30km走って交差点に到着。
ここからナイル川沿いの道を離れ、砂漠を横断するルートを取る。砂漠の向こうが首都ハルツーム。

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ナイル川沿いを南下してきたのだが、ここから川が東に大きく膨らんでいるので、赤線のショートカットコースを行く。砂漠と言えども、一応エジプトと首都を繋ぐメインの幹線道路なので、ちょこちょこ補給ポイントはあるみたい。

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風邪気味なのでオレンジでビタミン補給。
そこまで体がダルイとかは無いけれど、進む気は起きない。

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しばらく休憩して砂漠越え開始。
ハルツームまで303km。

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基本的に北からの追い風が吹くんやけど、日中はどっちかと言うと北東気味の方角から吹くことが多い。
そして進路も真南ではなく南南東くらいに進んでいるので、横風っぽくなることが多く、そこまで風の恩恵が受けられていない。

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60kmくらい走って補給ポイント。
なかなかきつかった。やっぱり調子良くないんかな。
ご飯を食べて、タオルで体拭いて、本気で頭洗って、シャツも洗って、ベッドで横になる。

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編んでいる途中の屋外ベッド。
スーダンのレストランによく置いてある。
日中はハエが恐ろしく多いんやけど、なぜか日が沈むとぱったり姿を消すので、夜は涼しい屋外で寝ているらしい。

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昼過ぎから夕方5時まで休憩した後に再出発。
この時間になるとさすがに暑さも和らぐ。

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日が地平線に沈み切ったらテントを張る場所を探すことにする。

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それから30分後、使われていない建物の陰にテントを張って終了。

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隣には動物の天然ミイラ。
走っていると、ラクダとかロバの天然ミイラが、よく転がっている。

303kmの砂漠越え(後編)

2015年12月1日
スーダン6
現在地から首都ハルツームまでは208km。
中心地まではさらにプラス20kmくらいあるみたい。

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今日は砂が舞っていて、視界も若干悪い。
今朝起きたらノドが痛かったのはこの砂塵のせいかもしれない。

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今日はかなりいい感じの追い風に恵まれ、午前中に100kmを走り切り、お昼休憩。
ここがまた、すごいアフリカ感出てた。
大人たちが集まってただ寝たり喋ったりしているんやけど、これだけ働かなくてもちゃんと食べて生きていけるってすごいことのような気がしてきた。

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この辺ではヤギが食べられていて、ちょうど吊るされていたので、切り分けてもらい、お昼はヤギ肉の焼肉。

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そして後半戦。
砂塵を浴びながら走る。

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食事中のラクダたち。
気が付けば200km走破し、ハルツーム着いてしまった。追い風さまさま。

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今日は町の郊外でキャンプしたかったのだが、次第に民家も増えてきたので、もう中心地まで行ってしまう。

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想像以上の交通渋滞は無かったけれど、排気ガスはやはりドス黒い。

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暗くなるのと同時くらいに中心地に到着し、適当に安ホテルを探してチェックイン。
好感が持てるシンプルな内装。
ていうか案内されたとき、部屋の中には何も無くて、あとからベッドだけを持ってこられた。
広くて余計なものが無いから自転車の整備や荷物の整理をしやすいし、何より一泊20ポンド(約260円)と恐ろしく安い。大満足の物件。
そして今日は232kmも走った。
普段は100kmを目安に走っているので、2倍以上。
なのに疲れ方はいつも通りなので、本当に追い風さまさま。

首都ハルツームでの用事

2015年12月2日
スーダン7
昨日の夕方にスーダンの首都ハルツームに到着したところ。
ここでは準備のため数日間滞在します。

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エチオピア大使館
まずしないといけないのは、次の国エチオピアのビザ取得。
ビザの取得には数日待たされることが多いのだが、今回のビザは即日で取れた。

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お値段は40ドル。

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次に『外国人登録』なるものをする。
これはスーダン独自のルールで、とりあえずスーダンに来た外国人は全員その登録しないといけないらしい。登録したら何かがあるわけでもない。知らなけれど、単に入国者から金を巻き上げるためのルールなのかなと想像。本当はスーダンに入国して3日以内にしないといけないものなのだが、別に遅れてもいいらしい。
ハルツーム空港内のオフィスでできる。

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これもすぐできた。
385ポンド(約5000円)。高い。
アフリカは物価は安いけれど、こういうので結構お金が飛んでいく。

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泊まっているホテルにwifiが無いので、近代的なモールへ。
安宿街から歩いて来れる距離なので、スーダンに来るバックパッカー御用達のwifiスポットになっているらしい。

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モール内のカフェ。
スーダンに入って初めてネットを使うので1週間ぶりくらい。アフリカでのネット接続はずっとこのくらいの頻度になるのかな。

ハルツームでの出会い

2015年12月3、4日
スーダン7
少し前、エジプトを走っているときに、仕事でスーダンに来ているという方からメールを頂いたのですが、その方とハルツームでお会いして、ご飯に連れていってもらいました。旅行者以外の日本人の方とお会いすることは非常に珍しいこと。

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ステーキサンド。
Sさんはその昔、6年間ほど自転車で世界を回られた経験のある方で、パソコンも無く、カメラもフィルム時代だった当時のお話を聞かせてもらった。
話していると装備類こそ進化したものの、走る道は全然変わっていなくて、アラスカのダルトンハイウェイは昔からダルトンハイウェイだったし、南米パタゴニアの風は昔から吹き荒れていたみたいだ。違うものは全然違うし、変わらないものは全く変わらない。
そんな話をして、最終的に、自転車旅ってやっぱりいいなって思った。

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時代が変わろうとも、サイクリストが大食いなのもやは不変で、厚かましく追加注文。
丼ぶりに入って出てきた大盛カルボナーラ。こってり濃厚ソースが美味しかった。
ボリュームたっぷりのステーキサンドを食べた後なのに、「足りないでしょう」って気に掛けてくださる辺り、さすが元サイクリスト。

不思議なことに、胃袋がある程度満たされたことはわかるのに、脳が「でもまだ入るよ」って語りかけてくるんですよね。基本的に、お腹が膨れたから食事を止めるっていう発想に至らないんです、サイクリストは。アメリカ大陸を走っていた時も、「満腹になってから、どれだけ詰め込めるかが勝負」みたいな冗談のようなことを本気で思っていたし。これは過食症なんですかね。

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さらにSさんが今借りているアパートの部屋が余っているからということで、お宅に泊めて頂くことになりました。
こんなきれいな部屋がスーダンにあったとは。
一泊20ポンド(約260円)のボロ宿から、月800ドルの、スーダンでは限られた上流階級の人間にしか泊まることのできないアパートに移動。
僕の快適ハルツームライフが、今始まろうとしている。

伸びる出発

2015年12月5~7日
ハルツームで出会ったSさんのアパートに泊まらせてもらっています。

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空いている一部屋をお借りしているわけですが、なんと風邪でダウン。
ハルツームに着く前に風邪気味だったのがぶり返したみたい。
快適なダブルベッドでゴロゴロしながら、スーダンではごく一部の成功者のみが体験できる、ハイスピードサクサクwifiと共に、1日寝込む。

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翌日にはとりあえず熱は下がる。

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Sさんの仕事仲間の方たちとの会にお呼ばれしたり、とにかく毎日ご馳走を食べさせてもらっている。居心地が良すぎるので、なかなか出る気にならない。この上流階級の生活から、またフル(豆ペースト)を食べながらのテント生活に戻ると思うと、気が重い。

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