2016年8月15日
南アフリカから、途中、ドバイでの乗り継ぎ待ちを合わせて丸1日の移動の末……

スウェーデン、ストックホルムに到着!
曇ってるからってのもあるかと思いますが、真冬のケープタウンよりも真夏のストックホルムの方が若干寒い気がする。
空港のwifiを使って、中心地までの行き方を調べる。
地図を見ていると中心地から割と近いところに空港があったので嬉しいなと思っていたんですが、実は45kmくらい離れた郊外にある別の空港に着いていたことがささやかな誤算。
自走して行くと夕方遅めの時間になりそうなので、バスで行きます。

バスで中心地まで行き、そこで自転車組み立て。
空港ではうっかり工具を手荷物バッグの中に入れていて、全部没収という危機的事態に見舞われたんですが、没収される前にしれっとこの六角レンチ一本だけバッグに入れておいた。自転車は最低限の解体しかしていないので、一応これ一本あれば組み立てはできる。

完成。
北欧は比較的治安が良いらしいんですが、首都のストックホルムはどうなんでしょう。
あわよくば野宿したいんですが。
いちおう野宿のお願いしてみようと警察署、消防署の場所はメモってきた。

「いやー先進国に来たなー」と思いながら自転車を走らせる。
自転車旅としてはアメリカぶりの先進国なので、実に2年半ぶりくらい。
ケープタウンもアフリカの中で見れば断トツで近代的ですけど、やっぱりそれでもケープタウンとストックホルムを比べると全く違う。ケープタウンで喜んでいたあの頃は若かったな……。

こうやって自転車を普通に駐車しておけるところとか、素晴らしく先進国的。

旅行者は大体2種類に分けることができて、「汚い途上国の市場とかが好きな人」と「先進的な街並みが好きな人」とに分かれる。僕はというと断然、後者。途上国の民芸品が売っているような市場には最後まで興味を引かれなかったし、それだったらヨーロッパのきれいな雑貨屋さんを回りたい派の僕。

北欧は物価が高いので買えないのが残念なところですが。

こんなきれいな街並みが現実にあるんだなってくらいきれい。

マクドナルドのwifiが速くて感動。
さすが先進国。
まあ首都なので予感はしていましたが、警察にも消防署にも野宿を断られる。
地図を見ながら「町の郊外が森になってるし、この辺やったらたぶんいけんちゃう?」と軽い感じで教えてもらい、夜になってからそこに移動。

これで夜の9時くらい。
アラスカを思い出す。
アラスカでは真夏のピークを経験しているので、もっと日照時間が長かった。

ビックリなことに町の中心地から5kmも走れば森の中になるので、楽勝で野宿できた。
野生のシカを見掛けるくらいの森。