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出発 関空~シアトル経由~アラスカ(アンカレッジ)

アラスカまでの飛行機は,夕方発なので昼過ぎに家を出ることになる。
午前中はのんびりと出発の最後の確認をすることができた。
空港までは両親に車で送ってもらった。

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海外は子どもの頃の家族旅行以来。
関空ってダイソーとかユニクロとかあるんですね。

僕は新生活への期待などもあり気持ちが前を向いているせいか,両親との別れは案外ドライだった。特に感傷的になったり,別れを惜しむような感じではなく,2,3日の旅行に行くようなノリで空港のゲートに入っていった。
こういうのは,どちらかというと見送る側の方が,感傷的になったり,色々不安に感じたりしやすい気がする。

アラスカのアンカレッジまでの飛行機は直通ではないので,シアトルで一旦経由する。
10時間の後,シアトルに到着。
乗り継ぎのため,また10時間近くシアトルで時間を潰すことになる。
そして早速,英語の嵐。
初めて東京に行った時に感じた,「えぇーー誰も関西弁しゃべってへんーー」とかいう,かわいいカルチャーショックとはわけが違う。
英語での入国審査を何とかギリギリのところでクリアし,どこに行ったらいいのか地図を見て悩んでいたら,「シンペイ?」と片言で僕の名前を呼ぶ声が聞こえた。
顔を向けると見覚えのある黒人女性の姿が。

実は僕の伯父さん一家がシアトルに住んでいて,いとことシアトルの空港で落ち合う約束をしていたのだ。
声を掛けてくれたのはいとこの彼女だったのだが(以前いとこと日本に来たことがあるので面識がある),しばらくしていとことも合流した。

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いとこのジョーダンの運転で,とりあえず伯父さんの職場に寄って,みんなで昼ごはんを食べることにした。

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おじさんの職場
ビキニの中に着物の女性がいて,なんかおもしろかった。

何が食べたいかリクエストされたので,「飛行機で疲れているから軽めのサンドイッチがいい」と答えたが,さすがアメリカ。サンドイッチでもチーズたっぷりでまあまあなボリュームだった。

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伯父のしんちゃん,ジョーダン,二コール,ゲイブ

その後,シアトルの町を回って伯父さんに,虫刺されの薬,川なんかの水をきれいな飲み水に変えるなぞの薬,その他いろいろを買ってもらい,ついでにスタバでwi-fiのつなぎ方を教えてもらい,伯父さんの家に寄ってシャワーを浴びて,ついでに愛犬と遊び,有意義に過ごした。

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ほぼ初めてに近い海外で,これだけ手厚い歓迎を受けることができたのは,幸運としか言いようが無い。
みんなとってもよくしてくれて,本当にありがたかった。

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その後,空港でお別れをし,ロロ君と共にアンカレッジへ。

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夕方かと思いきや,夜中の0時過ぎ。
時差ぼけと明るさで,時間の感覚がよくわからんことになっている。

とりあえず今晩は空港で泊まることにする。

2013年06月 11日23:26 アラスカ

アンカレッジ観光

空港のベンチで寝てたから起きたら腰むっちゃ痛かった。
空港内のスタバで朝ごはんを食べ,自転車の組み立て。

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ネジを回していたらムニュっといやな感触がして,急に六角レンチが軽くなった。

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折れてしもたーーー!
ちょっと強く締めたからって折れんでもいいやろがーーー!
このネジ穴が使えないと4つあるカバンの内のひとつが取り付けられない。
昨日は良い旅のスタートが切れたと思ったのに。

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完成したはいいもののカバン1つ担いで走るハメに。

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アラスカ日差しがめっちゃ強いな。
そこまで気温は高くないが,日光が日本の真夏並みに強い。
天気も良いし,半そで半ズボンで余裕。

初めての海外走行だけど,なぜか緊張などは一切無い。
長い移動のストレスでなのかわからないけれど,逆に走っててむっちゃ気持ち良い。

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アウドアショップ「REI」(レイじゃなくアール・イー・アイと読みます)
ネジが折れて埋まってしまったので,同じパーツがあるか店員さんに聞くと,「オーケイ」と軽く言って,そのパーツを持って奥に入っていった。そして数分後,ネジを取り除いて再び持ってきてくれた。
そんなことできるんやな。どうやって取り除いたんやろ。
とにかく本当に助かった。

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ちょっと進んだところにあるアンカレッジの中心街。
こぢんまりしていて回りやすい町。
本格的な走行は明日からにして,今日は観光のみにする。

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バイオリンの演奏もウエスタン風だった。
さすがアメリカ人。

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高級そうなホテルの一角にピアノが置いてあった。
ダメ元で,「弾かしてもらえませんか?」と尋ねると,
すんなり「良いよ」って返してくれた。
さすが自由の国。
さりげなくチップ入れる容器をそばに置いておいたけれど,誰もお金は入れてくれず。
やっぱりホールニューワールドしっかり練習しておくんやった。

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インフォメーションセンタの人に教えてもらった安宿。
ドミトリー(相部屋)で25ドル。
アメリカの中では安いほうやろ。
しかも僕一人で部屋を使わせてもらえたので,ラッキーだった。

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荷物が多いので整理が難しい。
旅を続けていれば,その内上達するのかな。
とりあえずこのタイミングで宿泊者が入って来なくて良かった。

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ギャングがたむろしてそうな部屋も用意されている。
一応,食事部屋みたい。
奥にキッチンがあったし。

総じて汚いけれど,安いので不満は無い。

2013年06月 13日00:29 アラスカ

早くも挫折の予感 アンカレッジ~フェアバンクス1

アンカレッジ~
いよいよ本格的な走行がスタート!
南下すると見せかけれ北上する。
目指すはアラスカの第2都市フェアバンクス。
フェアバンクスまで600km弱なので,1週間程度で着くかな。


ある程度覚悟はしていたけれど,海外自転車旅行って難易度高すぎるやろ。
アンカレッジで地図は買ったけれど,アラスカ全土の一枚地図なので,細かい道はさっぱり。
道がわからないから,人に尋ねることになるけれど,何を言っているか3割くらいしか理解できないので,結局よく分からない。
あと標識が少なかったり,日本の道とは勝手が違う部分も多い。
この先がかなり不安になってきた。

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この先はハイウェイに乗ってしまうので,側道を探す。
いろんな人に聞いて探し回り,何とか見つけ出す。

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この道探すのに1時間くらい掛かった。
アメリカの道は難しい。

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途中出会ったおじいちゃん。
この人が言っていることは1割も理解できなかった。
歯はほとんど無かったけれど,筋肉はムキムキだった。

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イーグルリバーという町のイーグルセンター。
市役所みたいなところなのかな。
店なんかがあっても,パッと見で何なのかわからないことが多い。

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ちなみにこの施設,公文が入っている。
公文って知らんところでてアラスカに進出してたんやな。

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銃弾だらけの標識。

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この道を進むとハイウェイに入ってしまった。
65マイルというと時速100kmくらいなので怖い。
でもそれ以上に車の通る音がうるさいのがうっとうしい。
それでもハイウェイを走るのが最短距離やし,1番分かりやすいんやけど。

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今日の目的地,Wasillaに到着。
「ワシラ」じゃなくて「ワスィルァ」ね。
今日はキャンプ泊にした。
シャワー無しで10ドル。
うすうす気付いていたけれど,アラスカって蚊がむちゃくちゃ多い。
キャンプ場なんかは特に多く,蚊取り線香を焚いてもあまり効果は見られない。
その割りに現地の人は平然としているのが謎。
みんな毛むくじゃらだから蚊に刺されにくいのかもしれない。

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アラスカの夏は日が長いのでのんびりしてしまう。
今日はだらだら夜9時くらいまで走ってて,(その割りになぜか100km弱しか走れてないんやけど),テントの準備をしていたら10時を過ぎていた。
この時間でも遠くで子どもが遊んでいる声が聞こえているし,時間の感覚がおかしくなる。
この時期のアラスカは,ほとんど日が沈まないので,水道で洗った洗濯物が翌朝乾いていることを願う。

2013年06月 14日09:27 アラスカ

ハイウェイを行く アンカレッジ~フェアバンクス2

アンカレッジ~

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今日もハイウェイを走り続ける。
分かりやすいし,前日とは打って変わって快調。

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今日は雲が多く,暑さもマシ。
日差しの強さが異常な割りに,空気はひんやりしているので,曇りと晴れの寒暖差が激しい。

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フェアバンクスまで309マイル
1マイルは約1.6kmなので,500kmくらい。
日本でいうと東京~京都間くらいなので,そんなに大変な距離では無いが,この荷物だと果てしない距離に感じる。
あと荷物が重いので,坂の効果が2倍くらいになる。
下り坂は少しの傾斜で,ものすごいスピードが出るが,上り坂は本当にしんどい。

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ガソスタで休憩。

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アメリカではガソリンを給油するついでに休憩する文化があるらしく,ガソリンスタンドにコンビニやハンバーがショップが併設されている。
飲食店に入るときは,自転車が取られたら困るので,店内に持ち込むようにしている。
他のお客さんからは,「何してんのこいつ」みたいな目で見られるが,店員さんには特に何も言われないので大丈夫なんだろう。

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willowという町の図書館。
wi-fiを使える場所が無いか尋ねたら,この図書館を教えてくれた。
この町はガソリンスタンドや小さなショップが数件ある程度なのに,こんなきれいな図書館がポツンと建っていいて,不思議な感じがする。

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図書館の裏には湖とちょっとした公園がある。
のんびりできていいところだ。

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まだ昼過ぎで,50kmくらいしか走ってないけれど,今日はすぐ近くにあるキャンプ場に泊まることにする。
涼しい風が入ってくる図書館に,綺麗な湖が見える景色と,若干の疲労感が相まってすごく気持ち良い午後を過ごせた。
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結局図書館が閉まる午後8時までここで過ごし,その後すぐ近くのキャンプ場に移動した。
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シャワーありで12ドル。
事務所兼バーで,管理人やお客さんと雑談をした。

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男性が管理人のダニーで,女性がキャンプ場を利用しているダン。
僕も「シンペイ」と名乗るのだが,何回教えても「シャンパン」としか言ってもらえなかった。

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ダンの子ども達もやってきたので,日本から持ってきた折り紙を教えてあげた。

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おごってもらったビール。
「僕はお酒が弱い」と言ったら,アルコール度数の低いビールを注文してくれた。
飲みやすくてとてもおいしい。日本の居酒屋にこのビールがあったらこればっかり注文すると思う。
その後,他のお客さんも加わりちょっとした宴会みたいになって,すごく楽しい夜を過ごせた。

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ダン一家のキャンピングカーのとなりにテントを建てさせてもらった。
もう夜の11時を過ぎているのに子ども達はまだまだ元気で,テントを建てるのを手伝ってくれた。
尋ねると,夏の間は1時ごろに寝てると言っていたと思う。
僕のヒアリングが確かだったら。

2013年06月 15日05:43 アラスカ

ど田舎の予感 アンカレッジ~フェアバンクス3

朝起きると,夕べお世話になったダンが仕事に向かうところだった。
仕事モードに切り替わったダンは,昨晩の陽気なダンとは別人のようにキリッとしていてびっくりした。
現在,全く切り替えの無い生活を送っている僕は,妙な劣等感を抱きながらキャンプ場を後にした。

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今日も一本道のハイウェイを走る。
車通りが少なく,平坦な一本道なので快適。

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工事中をしていて止められた。
こんなちょっとした時でも,こっちの人は積極的に話しかけてくれる。

しばらくすると車がやってきて,「送ってやるから自転車を乗せろ」と言われた。
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どうやら新しい道路を作っているようだ。
正直,自転車を漕ぐのは少しめんどくさいので,数キロ程度だが送ってもらえてラッキー。

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その後もひたすら,何も無い一本道を走る。

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レッドリボン軍のマークってこんなん違ったっけ?

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一応,町一番の中心街。
ガソリンスタンドとサブウェイがあるだけだけれど,サブウェイにwifiがあったので,昼ごはんがてら休憩をする。

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パン,メインの具,野菜,ソースを選んで作ってもらう。
何を言っているかよく分からないので,あまり選ばせないでほしい。

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相変わらず全く代わり映えのしない景色。
時折マッキンリー山が見えるようになったくらい。

夕方,今日の目的地,trapper creekという町に着く。
といっても,ガソリンスタンドやキャンプ場や,なんやかんやが数件ある程度なので,ほとんど景色は変わらない。

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今日もキャンプ場に宿泊。
シャワーは別料金,wifiが付いて10ドルだった。
この辺では10ドルくらいが相場みたいだ。

今日も昼間にネットをしていたせいで,60kmくらいしか走れていない。
でもこの先はさらに何も無い区間が続くようだ。
なんせ次の町までは170km,次のガソリンスタンドまでも150kmというふざけた区間なのだ。
所々にキャンプ場やストアがあるらしいのだが,明日はとうとう本気を出さないといけないっぽい。

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キャンプ場の小さなレストラン。
今日の晩御飯のスープと,(すでに食べてしまったけれど)ホットドッグ。
ここに来てからは,だいたいいつもハンバーガとかサンドイッチなので,このスープは初めての料理らしい料理と言える。

2013年06月 16日02:38 アラスカ

ドキドキの無補給区間 アンカレッジ~フェアバンクス4

アンカレッジ~

今日は昨日にも増して何も無い区間が続くようなのでがんばろう。

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フェアバンクスまで239マイル(約380km)
まだまだ先は遠い。

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30km走って初めての店。
モーテル(簡易的なホテルみたいなもの)とおみやげ屋さんを兼ねている。

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ちゃんとしたきれいな店に入るのアメリカに来て初めてかもしれん。

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店内から山々を眺めることができる。

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チーズサンド(7ドル)とペットボトルの水(2ドル)
すごくシンプルなサンドイッチだったがおいしかった。
ファーストフード店とか,食べ物を割と雑に出す店ばっかり行っていたので,丁寧に作られたものというだけで,
おいしく感じる気がする。
あとこっちに来て初めてチップというものを払った。

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そこから少しすると,ビューポイントがあった。
割とたくさんの人でにぎわっている。
さっきのやる気の感じられる店といい,この辺りは観光地っぽくなってるのかもしれないな。


……と思ったら,それ以降,一切の店が無い区間が50km続いた。
で50kmぶりに何かあると思ったら,また別のビューポイントだった。
景色がいいのは分かったから,飯を食わせてくれ。
さらに無補給区間は続く。
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一応このビューポイントにはキャンプ場が併設されていて,ここに泊まることもできる。
でも今持っている食料は,薄切りの小さいパン2枚と,水400mlくらい。
今日泊まると,明日の朝には今持っている食料はすべて消費してしまうだろう。
そうしたら,どこにあるのかも分からない店まで飲まず食わずで走ることになる。

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というわけで,再び走り続けることにした。
マジでここまで店がないとは思わなかった。
上り坂と暑さでノドは乾くが,あまり飲めないのが辛い。
チーズサンド食べた店で,水買ってなかったら詰んでたな。
でもその水も残りわずか。

もう奥の手を出すしかなさそうだ。
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シアトルで買ってもらった,水をきれいにする薬。
下手したら最後まで使わないだろうと思っていた薬を,出発してたった数日で使うことになるとは。
川の水が結構にごっているのが気になるけれど。
この薬を入れて,30分経つときれいになっているらしい。

そして30分後……。




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お茶になってしもた!
もちろんお茶などではなく,危険な香りしかしない。
だが実は,30分経って汚かった場合にプラスして入れる薬があるのだ。
その薬を入れて,ペットボトルを振ると,

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一瞬で透明な水に。
ほんまに一瞬で変わりすぎて,逆に怖い気もするが。
一口飲んでみると,ちょっと薬っぽい味はするが,飲めなくはない。

その後,小さなキャンプ場にたどり着く。
しかし無人のキャンプ場で,相変わらず店などは見当たらない。
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マークスとコーウェル(後ろの席に彼らの赤ちゃんもいる)
駐車スペースに彼らの車が止まっていたので,この先にレストランか食料を帰る店が無いか尋ねた。
しかし,彼らも僕と同じ方向から来たので,この先のことは分からないと言う。
そして,「腹が減っているのか?」と尋ねると,
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こんなにたくさんの食料と飲み物をくれた。(ホットドックは2本くれたが,1本はもらって即,食べてしまった)
人の皮を被った神様じゃないかと思った。
でものちのち考えると,いくら神様が相手でも,ちゃんとお金は払っておくべきだったとも思った。

さらに地図を見て確かめてくれたが,40kmほど先に町があるとのことだ。
時刻は7時過ぎ。
せっかく日が落ちないアラスカに来ているので,町までがんばろうかとも思ったが,少し前から自転車の変速機の調子が悪く,変速できない状態になっている。
このキャンプ場でとりあえず修理を試みた。
しかし直せず,逆に悪化させてしまった。
いらんことするんじゃなかった。
走る気力は失せ,今日はキャンプ場に留まることにした。
山道が続くのに,変速機が潰れるとか終わってる。
Wレバーの変速機って,アメリカの自転車屋さんに置いてるのかな。

2013年06月 17日04:52 アラスカ

辿りついた町,そしてデナリへ アンカレッジ~フェアバンクス5

アンカレッジ~

変速機の使えない状態での出発。
残りの食料はりんご1個とゲータレード200mlほど。
昨日,調子に乗って飲みすぎた。
薬できれいにした川の水もなんだかんだで飲み干した。
おなかも大丈夫だし,問題なさそうだ。

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約40km先に町があるみたいだが,それまで何か店などはないのだろうか。

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景色は良いが,それを満喫する余裕なんて無く,頭の中はゲータレードの減り具合のことでいっぱい。
りんごで水分補給をしてもいいのだけれど,現代っ子の僕はりんごは水道水で洗ってから食べたい。

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ナメック星人の家みたいな建物
何の建物か見当もつかない。

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そして出発して40キロの後,ようやくCantweelという町にたどり着く。

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ガソリンスタンドに併設されているカフェに駆け込んで,とりあえず水!
生き返った。
結局,無補給区間は130kmほど続いたことになる。
昨日,食料をくれた恩人に会わなかったら,餓死は言い過ぎにしてもハンガーノックもありえただろう。
アメリカの田舎は恐ろしい。

しかし,こんなド田舎のカフェでもwifiが使えてしまうのである。
ほんま日本も見習ってほしい。
まあ僕は日本だと家でしかパソコンを触らないけれど。

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パンケーキとタマゴ,ベーコン,サンドイッチのセット。
12ドルもするだけあってすごいボリューム。
特にパンケーキは直径30cmくらいあった。

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そしてアップルソーダ。
なぜかホットで出てきた。
4時間ほどのんびりネットをして出発。

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さっきの町を過ぎてから,迫力のある山々が出てきた。
景色に圧倒される。

ギアも変えられないし,向かい風はキツイし,上り坂は多いし,もうバテバテの状態で走っているのだけれど,
カーブの先にある景色に見とれて,疲労を忘れる瞬間がある。
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バイクで同じ道を走っても,自転車と同じ感動は味わえないだろう。

そして,町を出て40kmほど自転車を漕いだ先に……

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デナリ!!

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この辺り一帯はデナリ国立公園と言って,アラスカ随一の観光スポットとなっている。
山登りやラフティングなどアウトドアを楽しめる。
2,3日ぶりに信号見たな…。

今日はこの町に泊まる。
しかしなんとびっくり,キャンプ場が26ドルだった。
ほんまふざけとる。
観光目的じゃないのに観光地価格を払う悲しさと言ったらない。
もう大自然は満喫したので,豪華なホテルのロビーで優雅にネットをして,つかの間の観光地を楽しむ。
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2013年06月 18日02:24 アラスカ

山から森へ アンカレッジ~フェアバンクス6

アンカレッジ~

多分もう一生来ないであろうデナリを最後に満喫した。
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デナリプリンスホテルの裏側には壮大な景色が広がっている。
その他にもお土産屋さんも充実しているのでブラブラしているだけでも楽しい。

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クマを従えるクマ


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出発。
崖の間を抜けていく。

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ここで列車が来たら最高やったのにな。
川の泥がものすごい濁っている。

あいかわらずアップダウンが多い。
のぼりでは全押しで進んでいる。
あまりにのぼりが多いので,自転車を押しながら散歩するために来たんやったかなと錯覚しそうになる。

なんとここで……



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道路工事イベント(2回目)

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クーラーのきいた車内から眺める景色もいいもんですな。

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山ゾーンが終わり,再び森ゾーンへやってきた。
一切景色が変わらないので,不気味ですらある。

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目的地の町まで15マイル地点
ホステル兼カフェがあった。
あまりに森が続いていて,町まで店は無いだろうと思っていたので,これはうれしい。
水の残りも心配だったし。

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話をしていると,ここだったら店の裏にタダでテントを張らしてくれるらしい。
迷わず,今日はここでストップ。

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晩御飯のハンバーガー
何が刺さっているのかと思ったら,ナイフだった。
正しい食べ方が分からない。

2013年06月 19日02:00 アラスカ

びっくりな再会 アンカレッジ~フェアバンクス7

アンカレッジ~

キャンプ場でのんびり朝ごはんを食べながら,オーナーに色々話を聞いていたら昼ごろのスタートとなってしまった。
今日はフェアバンクスまで行くつもりだったのだけれど,フェアバンクスまでは110kmほどある。
白夜なので遅くまで走れるとはいえ,大丈夫かな。

森の中の一本道を走り続ける。
小一時間ほど走っていると,一台の車が僕を追い越し,すぐ目の前に停車した。
そして窓から腕を出して「止まれ止まれ」というジェスチャーをする。
怖い人だったらどうしようとドキドキしながら止まり,車内を覗き込む。
するとそこにいたのは……



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マークスとコーウェル(2回目)
後ろの座席には彼らの赤ちゃんと,犬もいる。
これにはものすごくびっくりした。
反対車線を走っていたら僕の姿が見えたので,わざわざUターンして追いかけてきてくれたと言う。

そして,「飲み物や食べ物は足りているか?」と言うと,

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こんなにたくさんの食料をくれた。
本当にうれしかった。
食料をくれたことももちろんうれしいが,それよりも彼らに再び会えたことがうれしかった。
出発してからの数日の中では最もテンションの上がった瞬間だっただろう。

自転車旅行ではたくさんの人に親切にしてもらう機会は多いが,ほとんどの場合,その人たちとは二度と会うことはない。なので彼らに再び会えたことがすごくうれしかった。
前回彼らに出会ったときの日記で,お金を渡せばよかったと書いていたが,テンションが上がるあまりすっかり忘れていた(笑)
でも,親切心でわざわざUターンしてまで僕を追いかけ,食料をくれた彼らにお金を渡すと言ったところで,受け取ってもらえなかったかもしれないけれど。

今回はメールアドレスを教えてもらったので,旅の先々で彼らに近況報告ができたらなと思う。


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その後,小さな町に着く。
ビジターセンターで話を聞くと,フェアバンクスまではあと80kmちょいらしい。
その間に町はなく,キャンプ場やレストランなどもあるかは微妙だとのこと。
まあでも,行くしかない。

町を過ぎると延々と続く上り坂だった。
一生続くんじゃないか思える上り坂を,キレそうになりながら二時間くらい押し続けた。
そして頂上付近の景色。

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眼下に広がる森,草原,湖。
デナリの岩山のようにインパクトのある景色ではなかったが,なぜかそこからすぐに離れようという気にはならなかった。
日本は山が多いので,見渡す限りの山々は見たことがあるが,手付かずの平野が果てしなく広がっている風景は初めてみた気がする。
大昔の時代にタイムスリップしたような気分になった。
昔の人はこの状態から村や町を作り上げたんだなーと物思いにふけりながら,しばらく眺めていた。


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下り坂の途中にギフトショップ兼バーがあった。
フェアバンクスまではあと40kmほどらしい。
時間はもう夕方6時なので,進むか留まるか悩んだが,「店の裏にタダでテントを張らせてやる」の一言で,留まることに決定。
シャワー,wifiがないのは残念だが,たまにはしょうがないか。

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アメリカの犬はとにかくでかい。
日本の子どもがアメリカの犬を見ても,犬って分からないんじゃないかと思う。

2013年06月 20日05:58 アラスカ

大都会フェアバンクス アンカレッジ~フェアバンクス8

アンカレッジ~

夕べ泊まったバーを出発。
昨日は延々と続く上り坂を登り終え,下り始めたところで終了した。
今日はひたすら下りが続くことを期待しながらスタートしたが,そこから鬼のようなアップダウンが待っていた。

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どうやら連なる山々を越えているらしいのだが,通過する山々の頂上付近をいちいち通っているような気がしてきた。アップダウンをできるだけ少なく道路を作ろうという意思が全く感じられない。

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これまでお世話になってきたパークスハイウェイのモニュメント。
落書きだらけだった。

山を下り終えたところでとうとう
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フェアバンクス!

一応アラスカの中ではアンカレッジに続いて2番手の町という位置づけらしいのだが,僕の見る限り,フェアバンクスの方が都会な気がする。アンカレッジは観光地として栄えている感じだったけれど,フェアバンクスはまんま都会という感じ。アラスカ大学があるのもフェアバンクスだ。(後々聞くと,やっぱりアンカレッジの方が都会みたいだった)

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昼ごろフェアバンクスに到着する。
とりあえずフェアバンクスでしなければならないことは2つ。
ビジターセンター(観光案内所)を尋ね地図をもらい,この町の地理を把握すること。
もう1つは自転車屋さんでギアのシフター(ギアを切り替えるレバー)を直してもらうこと。

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ビジターセンター
立派な建物。ここには日本語を話せるスタッフもおり,日本語で思う存分気になることを尋ねまくった。

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あと,ちょっとした博物館のようにもなっており,見て回っていた。

次に自転車屋さん
結論を言うと自転車のシフターは無事直った。
ただ驚くくらい簡単に直ってしまった。
なんせ自転車屋さんのしたことはネジを締め直しただけ。
おかしい。
確かにシフターは調子が悪くなり,僕は一度分解してみて,それを元に戻そうと何度か試みて,でもその途中に今まではまっていたパーツがなぜかはまらなくなって,僕の手には負えなくなって,仕方なく適当にネジで仮止めしておいたものが,改めて締めなおしただけで,元に戻った。
意味分からんけど,今まで自転車を押し続けた苦労はなんだったのだろう。

今日は久しぶりにホステルに泊まることにした。
相部屋で27ドル+洗濯代に5ドル。
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バックパッカーの集まる安宿の雰囲気はなんか怖くて緊張する。

キッチンがあるので初の自炊。
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ソースはトマト缶を煮詰めただけのもの。
塩コショウすらしていない。

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イタリアンレストランでバイトをしていたときの血が騒ぎ,オリーブオイルなんて買ってしまったけれど,
使い切る自信なし。

2013年06月 20日16:18 アラスカ

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