◇記事一覧

アフリカへの想い

0530.jpg
旅先で出会う色んな海外旅行上級者の話を聞いていると,意外とアフリカの人気が高いことに驚く。
「アフリカがすごい良かった」
とか,
まだ行ってない人も,
「世界の中でも特にアフリカを楽しみにしてる」,「ぜひ一回行ってみたい」
とかとか……。

そういう話を聞くたびに,僕は,「……へ,へぇ~(^^;)( こいつ本気で言ってんの?)」と思ったものです。
僕はどちらかというと,途上国よりも先進国,貧しく小汚い町よりもきれいな町並みを見てみたいという,極めて一般的で平均的で常識的な価値観の持ち主なため,アフリカに行きたいと思ったことは一度もない。
ピラミッドにはそこまで興味がないし,アフリカの少数民族には全く興味がない。というかできたら会いたくない。野生の動物にはかろうじて,微かな興味を抱くけれどアフリカに行ってまで見たいものではない。

そんな前置きから入っておいてなんですが,再出発はアフリカからのスタートとなりました。
この記事を書いている時点でも,アフリカへの想いは変わらずですが,なぜあえてアフリカを選んだのか?
それはやはり,『自転車旅』だからです。

DSC01365_20151004205847551.jpg
僕がなぜ,わざわざ海外で自転車旅をしているかというと,日本じゃすぐ終わるからというのも一つですが,『日本にはない景色の中を自転車で走りたい』というのが大きな理由としてあります。
例えば南米のアンデス山脈で見た大自然の景色は,日本ではまず見れないスケールのものでした。まだ大陸2つしか走ってないですけど,“世界で最も自然のスケールがでかい”のは南米だろうとすでに確信しています。
そしてこれからもそんな,日本では絶対に出会うことのできない「世界で最も○○な場所」を自転車で走りたい。
そのためには,ある意味日本から最もかけ離れたアフリカという場所は避けて通れないと思ったのです。
「世界で最も○○」の「○○」の中には「過酷」とか「辛い」とか「終わってる」とか,ネガティブな言葉が入る気しか今のところしないですけど,そういうのもひっくるめて体験してきたいなと思いアフリカ縦断を決意したわけです。

アフリカルート
過酷な大地アフリカといえども,意外とたくさんのサイクリストが縦断していて,みんなが通る比較的安全(?)な定番ルートみたいなのも存在するらしい。なのでそのコースをなぞって,ちゃちゃっと終わらせたいなと思っています。
出発はエジプトの首都カイロ。
そこから大陸の東側を通って南下し,ゴールは南アフリカの南端,喜望峰。

出発は11月1日。
もっと早くに出発するつもりだったけれど,のんびりしていたら航空券を買うのが遅くなった。
アフリカへは成田空港発になります。
やっぱり基本的に関空よりも成田を利用する方が安いみたいだ。
というわけで今回は自宅スタート。
京都から東京まで自転車で走って行くので実際の出発は10月の終わり。
東京でパッキングして飛行機に乗り込むことになります。

『新しい自転車を買う』の巻

DSC01745_20151004205849c8c.jpg
これれまで,アラヤのスワローランドナーという自転車でアメリカ大陸を爆走していたのですが,実は今回の一時帰国で自転車を買いかえることになりました。

DSC00025_20151008160959b28.jpg
一回ボリビアで派手にこけたことがあったのですが,その時にフレームが若干曲がって割れてしまったのです。ボリビア~アルゼンチンまでは問題なく走れていたのですがずっと気になっていたので,日本で自転車屋さんに持っていったところ,「……末期です」とのこと。

新しい自転車を買うにあたって,条件として考えたのが,
1.『マウンテンバイクベースの自転車』→以前がロードバイクベースだったので
2.『26インチのタイヤ』→途上国でも手に入りやすい
3.『フレームがクロモリ(鉄)』→丈夫で溶接が可能
の3点。

簡単に見つかるやろうと思って探してみるんやけど,これが全然見つからなかった。
頑張って探して,唯一見つかったのが『Surly(サーリー)』というアメリカのメーカーの自転車。
このサーリーというのが自転車旅業界では超有名なメーカーで,北米~南米で出会ったサイクリストの半分かそれ以上がサーリーに乗っていたくらいメジャー。
これまでアラヤっていう日本のマイナーなクラシックバイクに乗っていたのに,そこから超ど定番のサーリーに乗り換えるというのもどうかと思うので,なんとなくサーリーは避けたい。

DSC00026_201510081610017cf.jpg
で,さらに探して見つけたのが,『VIGORE』という地元京都のオーダーメイドの自転車メーカー。
前回が日本製だったので,なんとなく今回も日本製がいいなと思っていたので,ちょうどいい。
このメーカー,一般的にどのくらい有名なのかは知らないけれど,とりあえず京都ではちょくちょく見かける。

DSC00028_2015100816100424a.jpg
ここでオーダーしてツーリング仕様のマウンテンバイクを購入。
色は前回と同じく赤。カバンも引き続き同じ赤いのを使うので。
お値段は本体が18万円。
ここから耐久性の高いタイヤにバージョンアップさせたり,その他いろいろと買い足したりしたので,総額でいうとたぶん23~24万円くらい。
改めて自転車って高いなって思った。

DSC00030_2015100816100568d.jpg

エジプトに向けて ~航空券・ビザについて~

yjimageZFBBY4I7.jpg
2015年11月1日に成田空港からエジプトの首都カイロに向けて出発予定。
航空会社は『エティハド航空』を利用。
初めて聞く名前だったけれど,アラブ首長国連邦の航空会社とのこと。

スカイスキャナーで適当に調べてたらこの航空会社が比較的安かったので,HPに飛んで日本語対応の電話番号を探して,電話予約という流れ。
自転車を飛行機で運ぶ際の料金や重量制限などの決まりごとは航空会社によってまちまち。かなり大切なところなのでちゃんと日本語でいろいろ確認しながら決めたいし,よくわからん英語を解読しながら個人情報を記入しなくていいから電話予約はおすすめ。

ちなみにエティハド航空の場合,荷物の持ち込みに関しては,預け入れ荷物が23kg×2個(アフリカ以外の目的地の場合23kg×1個だけ? みたいなので注意),持ち込み荷物は7kgを1個まで。自転車の持ち運びもその重量までに抑えることができれば,追加料金はなし。

あと気になるのは,『エジプトには片道航空券だけで入国が可能なのか?』。
世界の国々には『片道航空券だけで入れてくれる国』と,『帰りの航空券(出国するという証拠)が無いと入れてくれない国』がある。
2年前のアメリカ行きの場合は帰りの航空券が無いと入国できなかったので,往復航空券を購入し,復路チケットは破棄をした。

今回のエジプトの場合はどうかというと,よくわからんけど結構きわどいらしい。
一応エジプト大使館に電話してみたら,「帰りのチケット無かったら入国できひんで」とのこと。
しかし一方,航空券を買うときに航空会社の受付の人に同じように聞いたら,「いや,エジプトの場合たぶん片道航空券で問題ないハズ」と力強い言葉をもらったので,受付のお姉さんの方を信じることにする。
今回購入した航空券は発券手数料込みで約5万5千円。
一応往復チケットも調べると+3万円くらいだった。
3万円はでかいので,片道航空券で入国できることを信じて行ってきます。
さすがにエジプトに入国できずに日本に強制送還みたいなことにはならないでしょう。たぶん。


※追記
日本の空港でチェックインする際に「もしエジプトで入国を拒否されても、実費で戻ってきます」みたいな誓約書にサインをさせられたけれど、エジプトには何の問題もなく入国できました。質問とかも一切受けていない。基本的にはエジプト入国は片道航空券でも問題ないと思います。たぶん。
ビザは入国ゲートの近くで25ドルで買いました(2015年11月)。別に難しくはないし、ちゃんと教えてくれるので心配する必要は全く無し。

革サドルの比較 BROOKS(ブルックス)とSELLE AN-ATOMICA(セレ・アナトミカ)

長距離自転車旅では革製のサドルを使う人が多い。
財布でも靴でもなんでも,革製品は使っていると“馴染む”と言うけれど,革製のサドルも同じで,座り続けていたら形が多少変形して,おしりの形に“馴染む”のである。

BROOKS.jpg
自転車の革サドルで有名なのは言わずと知れたイギリスの老舗メーカー,『BROOKS(ブルックス)』(HP)
自転車旅業界ではシェアNO.1だと思う。
僕も2年間のアメリカ大陸縦断ではブルックスを使用していた。

セレアナトミカ
しかし今回,自転車を購入し直したのをきっかけに『SELLE AN-ATOMICA(セレ・アナトミカ)』(HP)という別の革サドルに乗り換えてみた。こっちはアメリカの会社らしい。
特にブルックスに大きな不満があったわけではない。
ただなんとなく,こっちはどんなんかな? と気になっただけである。
サドルっていうのは人によって感じ方が千差万別なので,あくまでも僕の主観ですが,両者の感想を書いてみたいと思います。

DSC00042_2015102110331578a.jpg
・BROOKS(ブルックス)の感想
とにかく座ってみて感じるのは「革の面積が広い」ということ。
ロードバイクとかのサドルっていうのは大体座るところが狭くて尖っている。
しかしこのサドルは広い面積でお尻だけでなく内ももの付け根くらいまで広くカバーしてくれる。
革自体は固めだし,あまり弛んだりもしないけれど,初めて乗った時はちょっと感動するくらいの安心感があった。
ただ僕の場合,長時間乗っていたら尿道の裏辺り(前立腺?)に圧迫感を感じることがあって,それが気ちょっと気にはなっていた。これはサドルに対する不満としてはよくあるもの。

DSC00041_201510211032534e5.jpg
・SELLE AN-ATOMICA(セレ・アナトミカ)の感想
ブルックスとは対照的にサドルの面積が狭い。ロードバイクのサドルほどでは無いけれど比較的尖ってる。しかし面積の狭さと縦に空いた大きな穴のおかげで弛みやすく,若干のクッション性がある。革自体もブルックスのものよりも柔らかめ。
そして真ん中の穴により,ブルックスでは感じていた尿道の圧迫感がなくなるのではと思っているのだが,まだそこまで走っていないのでよくわかっていない。

・まとめ
革は硬いが,広い面積で支えてくれるBROOKS(ブルックス)に対して,
革は柔らかいが,座る面積の狭いSELLE AN-ATOMICA(セレ・アナトミカ)といった感じ。
まあ結局のところ好みとか相性の問題だと思います。
また覚えていたらセレ・アナトミカを実際に使ってみた感想も追記したいと思います。

オルトリーブバッグの補修

高い耐久性,防水性を誇るオルトリーブのバッグといえども,2年も酷使していたら穴も開く。
その補修をしました。
なおこのやり方は,世界一周サイクリストの成田大吾さんの方法を真似させていただいています。

DSC00044_20151022110037934.jpg
壁で擦ったり,地面に倒したりそういうのが積み重なって穴が開いています。

DSC00046_20151022110038172.jpg
バッグの中から覗いて光に透かすと穴を発見しやすい。右側に小さな穴が見える。
調べると,使っていたオルトリーブのバッグ4つともに何らかの小さい穴が開いていた。

DSC00047_201510221100407f8.jpg
これを使って穴を塞ぐ。
野球のスパイクとかを補修するためのもので,ようは透明なボンドみたいなもの。
野球用品店で購入。

DSC00048_20151022110041587.jpg
一応目立たない透明のテープで穴を塞いでからボンドを垂らしたんやけど,小さな穴だしテープは必要なかったかもしれない。

DSC00062_20151023203741295.jpg
乾いた状態。
固くも弾力がありつつで,丈夫そうな感じがする。

近況その2 一時帰国の終わりに

コカコーラの自販機のジュースの補充に熱い汗を流した夏が終わり(バイト),……そして秋。
早いもので,5月のわりの一時帰国からもう5ヶ月が経つ。
再出発は目前,というか明日に迫ってきた。
お金も無事,世界一周の後半戦を終えるにはギリギリ足りないくらいの額まで貯まり,再出発の準備も大体整った。

一時帰国中には,お金を貯めること,装備品を一新することと同時に,ダイエットも頑張ろうと思っていた。何度か書いていますが,この2年間自転車旅をしていたのにも関わらずなぜか太ったので。
毎晩欠かすことなく夕食後にお菓子を食べ続けながらの過酷なダイエットではあったけれど,一応4kgくらい痩せて69kgからの再スタート。確実にお腹はへっこんだけれど,足も細くなっているので,良いのか悪いのかはわからない。とりあえず今度は太らないように気をつける。

最近読んだ本に,『明日死ぬと思って行動し,永遠に生きられると思って考える』という言葉があった。
この言葉は日本で暮らすよりも多少死ぬ確率が高い日々を過ごすことになる僕の胸に強く響き,後悔のないよう日本ではなるべくやりたいことをやっておこうと思っていたのだが,一時帰国が終わってみれば結局やり残したことは多い。残念。
ろくろ体験は世界一周後の楽しみに取っておく。
最近読んだ本↓


これはやり残しってわけじゃないけど,帰ってから頑張って覚えたピアノの曲を誰に披露することもなくまた海外に出て忘れてしまうのは悲しいので,この場を借りて披露したいと思います。

Chouchou『even butterflies will be』
こういう静かで和音がきれいで悲しげな曲が好きです。
1:35辺り,2番の入りの時に左手が鍵盤を探して一瞬オロオロしているところがポイント。

帰国するちょっと前に知ったピアニストの曲で,聴いてすぐにハマった。5月の終わりに実家に帰ってきて,何よりも先にしたことが,この人のCDアルバム(※ピアノの楽譜付き)をアマゾンで注文することだった。
これ↓


ずっと更新が無かったにもかかわらず,訪問者カウンターの数が毎日更新時の半分くらいはあり,密かに申し訳ないなと心苦しく思っておりました。アフリカのwifi環境がどの程度のものなのかよく分かっていませんが,生存報告も兼ねてできるだけ更新していきたいと思っております。

PageTop

 

カテゴリ

出発前 (49)
旅の計画 (3)
出発準備 (4)
持ち物 (34)
出発前 (8)
北米編 (145)
アラスカ (21)
カナダ (54)
アメリカ (70)
中米編 (167)
メキシコ (93)
ベリーズ (8)
グアテマラ (24)
エルサルバドル (6)
ホンジュラス (2)
ニカラグア (7)
コスタリカ (13)
パナマ (14)
南米編 (204)
コロンビア (37)
エクアドル (18)
ペルー (46)
ボリビア (24)
アルゼンチン (12)
チリ (38)
アルゼンチン2 (29)
一時帰国 (12)
アフリカ (182)
エジプト (18)
スーダン (14)
エチオピア (29)
ケニア (11)
一時帰国2 (6)
ケニア2 (4)
タンザニア (29)
ザンビア (18)
ボツワナ (12)
ナミビア (30)
南アフリカ (11)
ヨーロッパ (86)
北欧 (48)
ドイツ (21)
ベルギー (1)
フランス (16)
西アフリカ (94)
モロッコ (67)
モーリタニア (16)
セネガル (11)
ヨーロッパ2 (108)
ポルトガル (9)
スペイン (26)
アンドラ (2)
フランス2 (22)
スイス (9)
オーストリア (3)
イタリア (12)
スロベニア (4)
クロアチア (4)
セルビア (10)
ブルガリア (7)
中東 (8)
トルコ (8)
アジア (139)
タジキスタン (28)
キルギス (18)
カザフスタン (4)
中国1 (12)
モンゴル (29)
中国2 (12)
韓国 (8)
日本 (28)
情報と雑談 (37)
学校見学 (9)
2010西日本一周 (33)

月別アーカイブ
カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

サポート