2016年10月24日

ドイツ最後の町。
ドイツは思いがけず長居し、3週間の滞在になりました。
長くいるとどうしてもその国に愛着が沸くし、出国の時は寂しい気持ちになる。
ドイツは大好きになった国なのでなおさら。
メルヘン街道にライン川下りに、全部良かった。

雨が降って来たのでカフェで雨宿りしていたらいつの間にかもう午後1時。
止む気配もないので出発する。

恐らくこの交差点の横の通りがオランダとの国境と思われる。
看板が見当たらないんですが。

と思ったら端っこで埋もれていた。
オランダって「Nederland」って表記なんですね。

オランダはヨーロッパの中でも特に自転車大国として知られていて、自転車道の走りやすさなどでも有名。ドイツも自転車道には力を入れている国ではあるんですが、ちょっとレベルが違った。数百m走っただけで「あれ? 走りやすいぞ」と思い始めて、大きめの交差点を越えたら確信します。ドイツとオランダの格の違いを。
正直ドイツの自転車道ってクオリティがそんなに高くないというか、アラが多かったように思う。
いくつか例を挙げるとするなら、まずはベタなところですが、歩道から車道に降りるときの小さい段差。ドイツには多かったんですが、オランダにはあれが一切ない。

あと、こういう大きな木が並んでいる道だと、ドイツでは木の根っこにより、道路が盛り上がったりガタガタになっていることがよくあった。
しかしオランダはコンクリートが分厚いのか、走った限りそういうのは一切なし。

T字路。
この看板は画面奥方向の道から来た車に対するものなのに、裏側(自転車道側)からも見えるように設置してくれている気遣いが嬉しいですよね。
オランダを走って初めて気が付きましたが、ドイツの自転車道にはサイクリストに対する愛が無かった。どちらかと言うと、車を走りやすくするために自転車を自転車道に追いやっているイメージ。もちろんすべてがそうとは言いませんが、オランダの自転車道がサイクリストへの慈愛の心で満ちているので、比較をするとどうしてもそう感じてしまう。

オランダ最初の大きな町マーストリヒト。

建物の雰囲気が変わった気がするけれど、気がするだけかもしれない。

そしてマーストリヒトを出てすぐにベルギーに入国。
オランダの走行距離30km。滞在時間2時間ちょいでした。オランダもっと走りたかった……。

ベルギーの自転車道も走りやすそう。
ドイツの場合、こういう車道の端に自転車レーンを設けることが少なくて、わざわざ少し車道から離して自転車道を別に作るんですよ。車道から離れるのはうれしいんですが、ただその自転車道のクオリティが低いんですよね。車道と自転車道の境に小さい段差があったり、路面がガタガタだったり。
それだったらこうやって道路の端に自転車レーンを設ける形でいいのにって思ってました。

夕方着いた町。
やけに人の気配がなくちょっと雰囲気がくらい。
水だけ補給して郊外へ。

晩御飯は最後にドイツを満喫しようと、今朝アーヘンで買ってきた白ソーセージと甘いマスタード。
白ソーセージは茹でて甘いマスタードで食べるのが正式な食べ方らしい。
甘いマスタードって初めてですが、ソーセージとよく合って美味しかった。
ドイツのソーセージは安くて美味くてサイコー。
ドイツの出費滞在日数……2016年10月3日~10月24日(21日間)
使ったお金……約35500円
1日辺りの出費……約1690円