2017年8月31日
モンゴル国境まで12km地点。
8月中にモンゴルに入るのが目標だったので、ギリギリ間に合った。

人の家の敷地にテントを張らせてもらっていました。
ずっと荷造りの様子を見ていた子ども。

実は昨晩人の家でキャンプさせてもらったのは、国境手前15kmの町から道路に監視カメラが設置され、むやみに茂みに入っていきにくくなったからという理由がある。

道路脇に白い支柱みたいなのがありますが、なんと100m置きにずっと監視カメラが設置されている。なんかもう怖いっていうのを通り越してキモイ。手前の町から国境までの15km、ずっと100m間隔で設置されてました。
支柱一本につき監視カメラが2台、支柱の数がおよそ150本なので、300台の監視カメラ。
「そんないる?」って言葉が頭の中を巡り続けた15kmでした。

近くを川が流れているので緑が多い。
そして今日は朝から強風の追い風。
最近、西風期間が続いている。
あと2ヶ月くらい続いてくれればすごく助かる。

追い風に乗ってラクラク国境到着。
しかしまだ開いていなかった。
もう朝10時なんですけど。

20分で開くよと言われていた国境が開いたのは1時間20分後。
まあ全然想定内です。

ただ出国手続きでちょっともめて別室送りになった。
ちなみに中国入国時にも別室に呼ばれ荷物検査とかされた。
パソコンやカメラのデータ見せろとかめんどくさいやり取りがあり、なんとか出国。
モンゴルの後にもう一度中国に行かないといけないのが今から憂鬱。

その後のモンゴルの入国手続きはすんなり終了。
荷物検査も無し。
日本人の場合、モンゴルにはビザなしで30日まで滞在できる。
モンゴル横断はルートにもよりますが、2500km以内くらいの走行距離になると思う。
モンゴルもひたすら走りっぱなしになりそう。

まだ出発して13kmくらいしか走っていないのに、もうお昼。
国境にポツンとレストランがあったので先にご飯。
我ながらよくこれがレストランだと分かったな。

中国元払い可

モンゴル走行開始。

一気に車通りが無くなった。

中国と景色は変わらないのに、なぜかモンゴルの景色は魅力的に感じる。

たぶん、車通りが少ないことと、立派な高速から歩道のないシンプルな道路になったことが大きい気ががする。景色は変わらないのに、秘境感が増した。

向かいからフランス人サイクリストがやってきた。
彼ももう自転車旅を始めて4年になるらしい。
ただまだユーラシア大陸しか走っていないそう。
僕ももう4年やけど、北米、南米、アフリカ、ヨーロッパと走ってるよと言うと、すごいびっくりしてた。
モンゴルの情報について教えてもらい別れる。
今日は特に風が強く、彼はものすごい大変な向かい風の中走っていることになる。
ほんとに頑張ってくださいとしか言えない。

国境から追い風に押されラクラク45kmを走り、モンゴル最初の町ブルガン。
なかなかATMが見つからずちょっと焦った。

その後、買い物とかしているとすぐ近くに雨雲が迫っていた。
今日は次の町まで走るつもりだったけれど、やっぱりこの町に泊まることに。

町唯一のホテルがなかなかきれいなところでした。
1泊30000トゥグルグ(約1360円)。
カードキーのホテルに泊まることとか、たぶんこの旅初めてだと思う。
チェックインして落ち着いたところで案の定ゲリラ豪雨。
ホテルに泊まっておいてよかった。