アコンカグア登山 その7

<あらすじ>
調子は良くなかったけれど,とりあえず試しに山頂へアタックしてみる。
見事に惨敗。

<12~14日目>
数日前,僕のテントが強風により潰れたので,同行者2人のテントに入れさせてもらっている状態だったのですが,昨夜その2人のテントも風で潰れました。
持ってきたテントが2分の2で潰れるってどういうことやねん。
まあどっちとも山用のテントではなかったとはいえ。

泊まるとこがないので,自動的に下山が決定。
結局,僕のアコンカグア登山は,体調も良くなく,高地順応も不完全で,そもそもそんなに乗り気ではなかった,アタックとも呼べないようなアタックで締めくくられるのでした。

お金と,多少の迷惑を掛けることをいとわなければ,僕だけまだアコンカグアに残ることも可能ではあった。でも体調は変わらず,ずっとひどい下痢が続いている。ここ4,5日くらいお尻から水しか出てない。ただでさえ食べる量が普段の3分の1程度で,さらに消化不良も起こしている状態なので,休養しても休養しても体力が回復する気がしない。
「ロードの選手は食うのも仕事だから,消化系にダメージ来たら後がねぇショ」
って巻島先輩も言ってたし。

というわけで諦めて下山することにしました。
この日はベースキャンプまで下る。
翌日は最初のキャンプ地コンフレンシアまで。

夕方,標高を3400mまで下げ,コンフレンシアに着いてご飯を食べようかって話になったんやけど,僕はあまり食欲がなかったので,少し横になることにした。20~30分横になった後に立ち上がろうとするんやけど,体が全く動かなかった。極度の肉体疲労にプラス熱がある状態。
“疲れがどっと出た”という言葉があるけれど,そんじゃそこらの“疲れがどっと出た”と一緒にしないで欲しいくらいに疲れがどっと出た。もう僕の人生で今回以上に疲れがどっと出ることはまず無いと思う。本当に,ものすごい体調の激変だった。

上のキャンプ場で出会った登山家の方に教えてもらった,「高地では疲労が表に出にくいから,一度低地に降りて疲労を取る」という話を思い出し,まさにこのことかと思った。本当は動けないレベルの疲れとかダメージが体に蓄積されていたということらしい。そら登れへんはずやわ。ちなみに大阪の人は「登られへんはずやわ」と言います。大阪弁の場合,「登れへん」だとCan'tではなくDon'tの意味になる。京都の場合だとDon'tにあたるのは「登らへん」です。まあ僕もよく分かってないんですが。
さらに翌日,登山口まで下り終え,アコンカグア登山は終了。

ちなみに一緒に行ったひとりの亮平さんのブログにアコンカグア登山の準備などの詳細が書かれているので,登りたい人は参考にされるといいと思います。
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