その夜……

2015年1月7日(夜)
ケニアとの国境の町、モヤレに到着し、宿にチェックイン。1日なんか調子悪かったのでベッドで横になるんですが、夕方くらいから熱が上がり出だす。ひょっとしたらマラリアかなと思って、首都アディスアベバで買っていたマラリアの治療薬を念のため飲む。

外には出ずに安静にしているが、熱はどんどん上がり、午後8時には39.4℃を記録。これはまずいぞってなり、ホテルのフロントでお願いしてオートバイ+ドライバーを手配してもらって病院へ連れて行ってもらう。エチオピアの病院は24時間営業とのこと。

モヤレ郊外の病院に着く。
受付の部屋には3人の従業員がいたのだが、僕のめちゃくちゃしんどそうな様子を見ても、全く表情を変えずに死んだ魚の目をしてテレビを見続ける光景に愕然とし、「僕はここで死ぬのかな」って思ったけれど、まあ一応ダラダラと、やることはやってくれた。

まず、マラリアかどうか確かめるため血液検査をする。採取した血液をプレパラートに血を垂らす。顕微鏡で見るのか知らないけれど、やけにアナログだなと朦朧とする意識の中、思った。

30分後、結果が出る。

結果、マラリアではなかった。
ただ、違う病気にかかっていた。「Typhoid fever」と「Typhus」の合わせ技、とのこと。帰ってネットで調べると、「腸チフス」、「発疹チフス」と出た。なんか聞いたことある。腸チフスは食中毒みたいなもので、発疹チフスはダニとかにかまれて感染するものらしい。たぶん。
両方とも、そこそこの死亡率の病気だったらしく(未治療の場合で20~30%くらい)、ちょうどまともな町に着いた日に発症してくれて助かったなと思った。すぐに病院に行けるとは限らない、田舎道を走っていたので。こういうのが自転車旅の怖いところですね。

腸チフスは汚染された食べ物や水などから感染するので、病院で「心当たりあるか?」と聞かれたが、ありすぎて返答に困った。どんなものを食べていたか聞かれたときに、生モノだと「例えばトマトを丸かじりしたり……」と答えたら、「アチャー」みたいな感じですごい苦笑いされたので、そういうのもダメだったんでしょう。

生肉を買って調理して食べることも何度かあったけれど、使った包丁を煮沸消毒などせずに、普通に洗って終わりだったし。水に関してもだいたいレストランなどでもらうことが多かった。中南米ではあまりお腹を壊したりしなかったので、完全に油断していた。まだアフリカ編も長いから、気を引きしめないと。

そういえば、海外の医療費と言うとめちゃくちゃ高いイメージがあるけれど、今回病院で掛かった金額は、血液検査が30ブル、薬代が60ブル、計90ブル(約500円)でした。医療費が何百万円、何千万円もするのは先進国の話で、途上国の医療費は逆に安いようだ。なぜなら保険制度がない途上国では、医療費が高いと国民が病院に行けないから。納得。

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