バスで飛ばすということ

2015年1月13日
ナイロビ
腸チフス、発疹チフスにかかったので療養のためケニア国境から首都ナイロビまでバスで飛ばしてきたところ。全く走ってないのに、すでにケニア終盤である。

南米の終盤では、バス、ヒッチハイクに頼り過ぎてやる気がなくなっていたので、アフリカではできるだけ頼りたくはなかったのだが、思いのほか頻繁に使い続けているこの状況。

もうケニアの出口近くにいるにもかかわらず、僕はまだケニアについて何も知らない。
ケニアはどんな気候なのか、昼はどのくらい気温が上がり、夜はどのくらい下がるのか、湿度はどのくらいで、どのくらい洗濯物が乾くのか、どんな人たちが生活しているのか、どんな言葉を喋るのか、どんな風に接してくるのか、どんなものを食べているのか、どんな家に住んでいるのか、どんなものがスーパーに並んでいるのか、どんなパンにモデルチェンジしたのか、卵はいくらくらいなのか、どんな植物が生えていて、どんな地形で、どんな風が吹くのか……などなど。僕はまだ何も知らない。
そして何も知らないままケニアを出ることになる。
そのことが結構悲しい。

そんなことを知るために自転車旅をしているのかと言われると、別にそういうわけではないし、特別ケニアに思い入れがあるわけでもないんですが、それでも自転車旅中は、主にそんなことを考えて過ごしているので、その部分がすっぽり抜けてしまうと、この旅が空っぽになったように感じるのです。

それだったらまた体調が戻ったあとで、バスで戻って走りなおせばいいやんって話なんですが、なんかそれも違う……というかめんどくさい。
まあそういうことなのです、バスである区間を飛ばすということは。
もうアフリカではしないで済むことを望みます。

関連記事

 

カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

サポート