ナイロビまでUターン

2016年1月19日
貴重品を中心に、荷物の半分以上失った悪夢のような夜が明け、朝。
昨夜はトラック運転手のスティーブの家に泊めてもらっていました。
とりあえずは旅行どころではなくなったので、いったん昨日の現場まで戻り、荷物を探す。

戻ると水はほぼ引いていた。
川の跡を下流に向かって進む。
怪我だらけの裸足で。

下は岩場なのでめちゃくちゃ痛いのを堪えながら進む。
足元に集中しているので周りを見る余裕は正直ない。

痛みを堪えながら1時間半ほど探したんですが、残念ながら空振り。
ビリビリに破けたテントは途中、木の枝に絡まって、岩場に引っかかっていましたが、それ以外のものは見つからず。

砂がかなり堆積していたし、水が残っている場所も多い。
そういうところに埋まっていたらまず見つけられないし、思ったよりも捜索は困難でした。

幹線道路まで戻り、ヒッチハイクでとりあえず近くの町まで。
案の定、住民に取り囲まれるんですが、事情を説明すると、一人の男の人が周りのみんなにカンパを募ってお金を集めてくれた。少額ずつとはいえ、みんな積極的にカンパしてくれる。しかもどこからともなく誰かがぞうりを買ってきてくれた。ケニア人めっちゃ優しい。この時、初めて泣きそうになった。

集まったカンパのお金からご飯をいただき、ナイロビまでのバス代も確保できた。
残ったお金も「またナイロビでご飯でも食べ」って言って渡してくれた。
一文無しだったので、本当に助かりました。

そしてナイロビまで戻る。
昨日まで泊まっていたニューケニアロッジへ再びチェックイン。
ここでも日本人の方にご飯をご馳走になり、お金を貸していただき、たくさん助けてもらいました。
そしてここで、あるバックパッカーと珍しい再開。

学生バックパッカーの駿君とは日本出発の日、成田空港で出会ったぶりの再会。チェックインカウンターで僕の後ろに彼が並んでいたのです。成田から乗り換えのアブダビまで一緒やって、そこから僕はエジプトへ、彼はトルコへ。またルートが被りそうやから会えたら会おうって言っていたのです。辛いことがあった後ですが、この再会はとてもうれしかった。

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