ガソリンストーブを比較(MUKAストーブとドラゴンフライ)

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だいたいの自転車旅行者はアウトドア用の調理コンロを持っています(「ストーブ」という)。
登山で使う、使い捨てのガスボンベのストーブとは違って、燃料がレギュラーガソリンなのでどこでも補給ができて、そして経済的。日本人によく使われているのは『SOTO』のMUKAストーブ(写真左)と『MSR』のドラゴンフライ(写真右)。MSRでの製品はウィスパーライトっていう他の製品も人気だけれど、僕は使ったことが無いので今回は触れない。
僕は南北アメリカ大陸ではMUKAストーブを使っていて、アフリカ大陸からドラゴンフライを使い始めた。
使ってみた感想を交えながらこの2つを比べていく。

○大きさ
MUKAストーブ……小さい(160g)
ドラゴンフライ ……大きい(395g)
MUKAストーブの方が圧倒的に軽く、収納時の体積も非常にコンパクトでMSRの半分くらいになる。SOTOはホースも細く柔らかいので扱いやすいのもうれしい。ただ一点だけ、鍋を置く部分“ゴトク”も小さくなるので多少鍋が不安定なのがマイナスな点。調理中、鍋に当たってひっくり返したことが2年間で10回くらいある。

○火力と調節範囲
MUKAストーブ……最高出力4000kcal/hの高火力。しかし調整はあまり効かず、強火~超強火の間。
ドラゴンフライ……最高出力2192Kcal/hと半分強の火力。調整は弱火~強火まで可能。
火力はSOTOが圧倒的だが、正直、お湯を沸かす時以外に火力は必要ない。特にキャンプ用の軽量の鍋というのは焦げ付きやすいので調理をするときは弱火を使えるMSRの方が使いやすい。そして特にMSRの強火が弱いとも感じない。

○ポンピング(使用前にボトルの空気圧を高める作業)
MUKAストーブ……100回~200回くらい。大変。
ドラゴンフライ……20回~30回程度で済む。めっちゃ楽。
ドラゴンフライを初めて使った時はその楽さに感動した。

○プレヒート(火を付けて本体を温める作業)
MUKAストーブ……不要
ドラゴンフライ……必要
「プレヒート不要」というのはストーブ業界では画期的なことらしいのですが、プレヒートって、火を付けた後にただ待つだけなんですよね。手間でも何でもないのでプレヒートが必要でも不要でもどっちでもいい。待っている間に調理の準備とかすることはいくらでもあるし。

○評価
僕の中ではドラゴンフライの圧勝。とにかくMUKAストーブはポンピングが大変という一言に尽きる。国によっては三食自炊になるので、毎回100回~200回くらいポンピングするのは本当にめんどくさかった(潤滑ワックスを塗り忘れ、ポンプ内のゴムがすり減ったときは300回くらいしないといけなかった)。あとMUKAストーブには消耗品があるのも大きな欠点。しかも3000円くらいする。交換の頻度は1日3回使用してたぶん数ヶ月~半年くらい(?)。途上国の汚いガソリンだと交換のタイミングは早まる。また、その消耗品は分解して掃除し使い続けることもできるのだが、かなりデリケートで繊細な作業が求められる。年単位で海外を回る旅行者にとっては不便。
ドラゴンフライも使用時の音がうるさいとか、ホースを抜くときに少量のガソリンが飛び散るとかマイナスはあるんですが、MUKAストーブのマイナスに比べると些末なもの。
値段は日本製のMUKAストーブのほうが安い。(MSRはアメリカの会社)

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