2010西日本一周の旅 まとめ編

一時帰国中のため、番外編をお送りしています

旅を終えて数日経ったわけだが、すでに旅の余韻は全くない。
というか帰ってから一晩寝た時点で、すでに旅に出る前までの、いつも通りの日常に引き戻されていた。
この一ヶ月があまりに日常とはかけ離れていた生活だったために、初めて自分の布団で朝目覚めた時は、一ヶ月間ずっと夢でも見ていたようなそんな感覚におちいった。
落ち着いたところで、今回の旅のまとめ的なことを書いていく。


○季節
この旅は梅雨明けからの最も暑い時期に行われた。
人にはこんな暑いときに行かなくても、といったことを言われるが、実はこの旅を通じて『暑さ』に苦しんだことはほとんどなかったりする。
意外に思われるかもしれないが、自転車で走っているときは常に風を浴びているので、あまり暑さを感じない(平地をだらだら走っているときに限るが)。
むしろ信号待ちなど立ち止まっている時の方がはるかに暑さを感じる。
止まっているときの暑さが10だとしたら、走っているときは6~7くらい。

これがもう少し涼しい時期だった昼間は涼しくて楽だけれど、夜なんかは結構冷え込んでいただろう(この時期でも夜は寒さを感じることがあった)。
そしたら半そで半ズボンでは寝れなかっただろうし、かさばる防寒具なども持っていかなくてはならなかった。
自転車旅行は荷物が少なければ少ないほど素晴らしいので、そういったことを考えるとこの最も暑い時期がベストシーズンだったのではないかと思う。


○朝
起床時刻はだいたい6時前後。
外で寝ていると、このくらいの時間になったら普通に明るいので勝手に目が覚めてしまう。
そこから朝ごはんを食べたり顔を洗ったり出発の準備に4、50分掛かり、6時半~7時頃に出発することになる。
朝はなるべく早く出発したいと思っていた。
理由は走行時間をより多く確保するため。
走るペースは常にほぼ一定(サイクルコンピュータ内のアベレージでだいたい22㎞/h台)で、夜の走行可能時刻は日没までと決まっていたので、朝出発する時間でその日の走行距離が決まるといっても過言ではない感じだった。
例えば一日に180キロ走ろうと思ったら、休憩を含めて最低でも13時間くらいは掛かるので、日没までに着くことを考えれば、遅くても6時前には出発しなければならなかったり、そういうこと。


○休憩、食事
休憩はだいたい1時間置きくらいに取っていた。
基本はコンビニで休憩する。まずコンビニ内を軽く2周程度歩き回り、身体を冷ましてから外に出て、携帯している食料を食べて出発する。
その日がジャンプなどマンガ雑誌の発売日だったりしたら多少休憩時間は延びたりする。

飲み物、食料にはかなり気を使っていたので、常に切らさずに携帯していた。食べ物は傷むのが怖いので主にパンを、飲み物は2リットルのペットボトルを持ち歩いていた。特に意識していたわけではないけれどなぜかいつもアクエリアスばかり飲んでいた。

汗をかく量がハンパじゃないので水分はものすごい量を飲む。
一日に飲む量がだいたい5~8リットルくらい。
ちなみにこれは、1ヶ月の通算で考えると25メートルプール一杯ぶんのアクエリアスを飲んだ計算になる。
暑い日なんかは、吐きそうになるまで飲んだのに、5分後すでに喉乾いているとか常にそんな感じで、2リットルのペットボトルとかすぐに消費してしまう。

お腹もすぐに減るので、食事の量も多い。
朝昼晩関係なく、お腹が減ったら何か食べるという感じだったので、具体的な量は分からないが、感覚としては普段の1.5倍程度は食べていたと思う。
自転車で走りながら携帯しているパンをむしゃむしゃ食べたり、とにかく一日中何か食べていたような気がする。


○目的地に着いてからの過ごし方
この旅を通じて思っていたことは、地理の分からない町で効率良く過ごすことの難しさである。
町で取るべき行動は主に4つある。お風呂、洗濯、食事、就寝、この4つ。時間に余裕があればここに観光が入る。
すべきことは少ないが、行動の選択肢は意外と多い。
簡単に説明すると、お風呂に関しては(入る、入らない)。
洗濯(コインランドリィ、公園の水道で手洗い、洗わない)。
食事(その土地の名物の料理、簡単に安く済ませる)。
就寝(野宿、ネットカフェ)。
これらの選択肢の中から、施設間の距離、その時の時刻、所持金、などの兼ね合いから決めなくてはならない。
これが結構難しい。
僕はもともと優柔不断な方なので、町での過ごし方は最後まで上手くならなかった。

少しでも効率よく過ごすために、途中からは町に着いたらとりあえず交番へ行くようにしていた。
そこで銭湯、ネットカフェの場所、その町の名物の食べ物などを訊いて、町での計画を立てていた。


○寝床
僕が30日の間に利用した寝床は以下の通り。

・野宿(計18泊)
公園 10泊
駐車場 2泊
道の駅 2泊
小学校 1泊
河川敷 1泊
山小屋 1泊
高架下 1泊

・屋内(計10泊)
ネットカフェ 8泊
民家 2泊(友達と兄の家)

・その他(2泊)
車 1泊
キャンプ場 1泊


○野宿について
思い返すといろいろなところで寝てきたなと感じるが、野宿の場合は「公園」の割合が最も高い。理由は見つけやすさにある。どんな町にもちょっと走れば見つかるし、あと私有地ではないので誰かに許可を取る必要がないという点も利用のしやすさのひとつである。

野宿の定番といえば他にお寺、神社、道の駅、無人駅などがあるが、これらはあまり利用しなかった。
まず寺や神社は、いちいち野宿のお願いをするのがめんどくさかったのと、あと夜のお寺や神社っていうのはむちゃくちゃ怖くて中に入る気が起きなかった。
道の駅、無人駅については単純に見つからなかったからである。
これらの施設は比較的郊外の地域にあるのだが、僕はできるだけ都会で夜を過ごしていたので、僕が夜を過ごした町にはあまりなかった。
あと無人駅の場合、終電から始発までの間と寝れる時間が限られるので少し使いにくかった。一度無人駅で寝ようとしたことがあったけれど、終電まで1時間も待たないといけなかったし、翌朝の始発も早かったので、あきらめて別の寝床を探した。

○野宿のコツ
・寝床は田舎の方が見つけやすい
まず都会に比べて田舎の方が治安が良いし、田舎の方は街灯も少なく、夜になると真っ暗になって完全に人の気配がなくなるので、正直どこででも寝れそうな安心感があった。
といいつつ近頃物騒なので、もし襲われた時には周りに人がいない分助けを呼びにくくて危険かもしれない。

・蚊取り線香、虫よけスプレィは必須
暑い夜なんかは寝袋に入らずに寝るので肌の露出も多い。
この2つをフル活用しても毎晩数か所は絶対に刺される。
これらがないと夏の野宿は不可能だと思って間違いない。

・怖い時はとにかく寝てしまうこと
野宿は慣れないうちはとにかく怖い。
しかし怖いのは起きている間だけである。
寝てしまえば怖くはないので、怖い時は開き直って寝てしまおう。

まぁコツといっても僕もたった18泊の野宿しかしていないし、その18泊がたまたま無事だっただけに過ぎないので、あまり信用しすぎないように。


○ネットカフェについて
野宿の場所が見つからない場合や、疲れているときにはネットカフェを利用した。
とにかく安全という点が最大の長所であるが、ネットカフェに泊った翌日は決まって寝不足になっていたので、意外と良い印象は持っていない。

夜中の利用になるので、ネットカフェに入る際には割安のナイトパックを利用していた。
ナイトパックの受付はだいたい夜の9時~11時以降になるのだが、その時間から入って日記書いたりなんやかんやしていたらすぐに2時、3時くらいにはなってしまう。
早朝にはナイトパックの時間が切れ、出て行かなくてはならないので、ほんの数時間しか寝れないということが多かった。
多くのネットカフェには3時間パックというものもあり、ぜいたくをする場合は、ナイトパック受付時刻の3時間前に入り、3時間パック+ナイトパックで利用することもあったが、これだとかなりお金がかさむ。
平均的な相場で、3時間パックが1000円、ナイトパックが2000円くらいなので計3000円も掛かってしまう。
携帯、デジカメの充電、インターネットへの接続、安全の確保、などを考えれば多少の出費は仕方ない部分もあるが、それでもそこまで頻繁には利用できなかった。

余談だが、今回の旅でネットカフェの会員証を9枚も作ることになった。


○走行距離
この旅の総走行距離は3993.5㎞。
1日の平均は128.8㎞。
しかし屋久島で3日、台風で1日、まともに走れていない日があったので、それを除いて考えると、実際の平均は145.6㎞になる。
これはちょっと走りすぎだったと思う。
予定がギリギリだったのでしょうがないが、もう少し抑えたかった。
なんだかんだで常に時間に追われていたし、休憩中や観光時にも常に時間を気にして行動していた。
理想の走行距離は100~120㎞くらいだろうか。
また次回こんな旅をする機会があればこのくらいを目安にしたい。

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