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まさかのフェアバンクス帰還!

プルドーベイに向けて出発したと思いきや,たった3日目でフェアバンクスに戻ってまいりました!
今回の計画,大大大失敗です!!!

出発前には,補給ポイントが無いとか,水が無いとか色んな心配をしていましたが,敗因はもっともっと単純なものでした。
とにかく登りがしんどい!
簡単に言うと,上り坂が辛くて帰ってきたという次第です。
ダルトンハイウェイを甘く見ていた,というよりも自分の能力を過大評価していました。
無補給区間のこととか,帰り道の心配ばかりしていて,(帰りはヒッチハイクか飛行機で帰るつもりでした),肝心の体力面の心配をするのを忘れていました。
本当にしんどかった。

(以下,いちおう3日間のレポートです)

1日目
初日にできるだけ距離を稼ぎたかったので,朝は8時ごろには出発したいと思っていたのに,起きたら9時を過ぎていた。
朝ごはんを食べ,お弁当のおにぎりを作り,朝10時半ごろに出発。

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出発30km辺りで最後のガソリンスタンドを迎える。
ちょうどお昼どきだったので昼食。
ガソリンスタンドの前に旅仕様の自転車が止まっていたので,カフェの中でそれらしい風貌の人に声を掛けたら,なんとプルドーベイからフェアバンクスに向かっている途中の人だった。
(いまさらだが,自転車でダルトンハイウェイを走る場合,補給ポイントの少なさからほとんどの人が片道だけの走行をする。この人は僕とは逆で,最初に飛行機でプルドーベイに飛び,そこからフェアバンクスに向かって走っている)。ちなみに出発して7日目らしい。1日80マイル(130km弱)を目安に走っていたようだ。

DSC01375.jpg
再び出発。
今日も青空の色が濃い。

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フェアバンクス市街を抜けると,たちまち山道になる。
上り坂と下り坂が延々と繰り返される。
標高で言うと,100m~500mくらいをひたすら行ったり来たりしている。
平坦な道がほとんど無い。

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フェアバンクスから約100km地点におみやげ物屋さんがあった。
補給地点が全く無いと思っていたが,ちょっとした飲み物やスニッカーズのような行動食なら補給が可能。
本当はもっと進みたかったが,ここのご主人の孫と犬がとってもかわいかったので,今日はここでストップした。テントも好きなところに張ったらいいと言ってくれているし。翌日の崎山が頑張ってくれることを信じて今日はゆっくり休む。

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男の子が3歳で女の子の赤ちゃんが1歳らしい。
あとワンちゃんも1歳。

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店じまいの時間まで子どもや犬と遊んでいたら,晩御飯を誘ってもらった。


2日目

DSC01390.jpg
この日もひたすら上り,下りの繰り返し。

30km進んだところでようやく
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ダルトンハイウェイの入り口
ここまではエリオットハイウェイという別の道だった。

そしてダルトンハイウェイに入るとすぐに
DSC01394.jpg
ダート!
傾斜の角度は同じでも,舗装路と比べて1~2割増しでしんどく感じる。
ダートの質にもよるけど。

DSC01400.jpg
ウエルカムって歓迎されてもちっともうれしくない。

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坂,坂,坂!
本当に坂しかない。
ダートだからか,傾斜がきつくなったのか知らないけれど,上りを押して歩くことが多くなってきた。

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ダルトンハイウェイに入って20マイルくらい進むとなぜか舗装路になった。
その後は,舗装路やダートが入り混じった道を進む。

DSC01428.jpg
谷を下り,また向こうに見える山道を上っていく。
ひたすらそれの繰り返し。
向こうの山を越えると,山の向こうにはまた同じような山々の光景が広がっている。
1時間くらい掛けて山の頂上に着いたと思ったら,数分で谷底まで下り終え,また長い上り坂が始まる。
つまり実質,ほとんどの時間を上りに費やしている。
精神的にも非常に辛い。

長い道中,ただ自問自答を続けていた。
「なんでこんなとこに来てしまったのか」
「なんでこんな山道を走れると思っていたのか」
「なんで僕はこんなに体力が無いのか」

もうプルドーベイにたどり着くのは絶望的に思えた。
これと同じようなアップダウンをあと200kmくらい繰り返した後には,ラスボス,ブルックス山脈が控えているのだ。
仙豆があったとしても行けるかどうかは微妙。

DSC01434.jpg

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朝,7時から晩7時まで走って120kmだから,ちょうど時速10kmペースで走り続けユーコン川に到着。
ここがダルトンハイウェイに2ヶ所あるレストランの内の1つ。
今晩はここで夕食を食べる。
夕食を取ると,すぐ近くにテントを張り,9時過ぎには就寝。


3日目
朝起きると昨日の絶望的な気分からは,いくらか回復しており,頑張って出発することにした。
唯一の希望は,地図上で見た道が昨日,おとついのうねうね道ではなく,比較的まっすぐな道であることだ。
(山道ではうねうねしているほど急勾配で険しい傾向がある)。
恐らく昨日よりは楽な道が続いているだろうという希望を持って出発するが,なだらかな上り坂に差し掛かったとたん,足が動かなくなる。
足に全く力が入らない。
もう限界だ。
楽な上りとか,きつい上りとか言う次元の話じゃない。
2,30mほどのちょっとした上りですら,全力で向かわないと上れない。
これが今日だけであと何百回続くのかと想像して心が折れた。
ユーコン川から数マイル進んだところでギブアップ。

DSC01438.jpg
ヒッチハイクでフェアバンクスにUターンして帰ってきた。
2日間掛けて進んで来た道を3時間であっという間に逆戻り。

それにしても,2日間で220kmほど走って平坦な道がほぼ全くと言っていいほど無かった。
ダルトンハイウェイ攻略には,体力はもちろん,強靭な精神力が必要だと思った。
少なくとも,思いつきで軽い気持ちで来るようなところではなかった。

8日間の予定が,たった2日間でギブアップしてしまい,とても情けなく,恥かしいことをしているなと自覚しているが,それ以上にくやしい。
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2013年06月 28日10:05 アラスカ

フェアバンクスの居候ライフPageTop緊急企画勃発!

Comment

引き返す勇気も必要ですよ。
まだ先は長いのだし。

ありがとうございます。
本当にお恥かしい。
それにしてもとんでもない道でした。

結果はどうあれ、無事帰還したことが“成功”でしょう。旅には“決断”が必要です!

自分のペースで旅を楽しんでください。悔しい思いをすることもあるでしょうが、今後のブログも楽しみにしています。

ありがとうございます。
これからは健全に世界一周に励みたいと思います。

覚悟をして、世界一周に挑戦してる人に言うのは何ですがf^_^;)無事が何よりだと思います!
私は、更新がない間さみしかったので、またブログが読めること嬉しいです(^-^)

滝澤さん
大した覚悟で旅してるわけでもないけどな。
今は,フェアバンクスでニートをしてるから更新頻度は落ちるけど良かったらまたよろしく。

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