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雨も続く シアトル~サンフランシスコ4

無題

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夕べは中学校で野宿させてもらった。
学校は野宿スポットとしては優秀だ。確実に屋根があるところで寝られるし,夜に人が来ることも少ない。
翌日,学校が休みの金土しか使えないところが不便ではあるけれど。

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都市部では自転車走行禁止だったフリーウェイの5号線。
この辺りからは自転車も大丈夫みたいなので,今日はずっとフリーウェイを走行。

30kmちょい走って,昼ごろセントラリアというちょっと大きい町に到着。
昨日道を間違えていなかったら,本当は昨日この町に到着するはずやったのに。

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マクドナルドで休憩。
この絵,実際に描かれているの様な感じがした。他にも記念撮影してる人がいたし。

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64のマリオパーティとマリオテニスができる。
スマブラがあったらやってたのに。
昼ご飯を食べたら出発するつもりだったけれど,出る気が起きない。
ただでさえ,休憩後の出発は気が重いのに,雨+向かい風の中出発とか,めんどくさすぎる。しかも寒いし。
雨の中走ることはまだいいんやけど,レインコートを着ていても,絶対服や靴が濡れるのがうっとうしい。
昨日とか,レインシューズカバーの上にビニール袋を被せていたのに,靴がびしょ濡れやったし。

マクドで雨が弱まるのを待っていたら,夜10時になってしまった。
毎日,「明日こそは頑張って100kmを目標に頑張ろう」と思っているのに,いつも50km程度しか進めていない。

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すぐ近くに中学校があったので,そこの軒下を借りてキャンプ。
野宿をする時は,盗難防止のため,いつも壁際にテントを張り,間に自転車を置いている。
今日は日曜なので,明日は学校があるけれど,頑張って早起きすれば多分大丈夫やろ。

2013年10月 03日05:49 アメリカ

めずらしく旅の在り方について考える シアトル~サンフランシスコ5

無題

ゆうべは中学校に泊まっていた。
6時半に目覚ましを掛けて,7時ごろに出ていけば問題ないかなと思っていたら,朝6時前に管理用務員さんみたいな人に起こされた。
近くのマクドナルドで準備を整え,9時過ぎに出発。

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今日も一面の曇り空。小雨と本降りの雨が交互にやってくる。完全に止むことはほぼ無い。
ここ3日間,自転車で走行中に雨が止んでたのって合計10分くらいだと思う。
この季節,雨が多いと聞いていたけれど,これはひどすぎる。
僕は晴れ男,雨男みたいな言葉があんまり好きじゃないけれど,これはさすがに自分が雨男だと疑わずにはいられない。

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今日も1日,フリーウェイの5号線を南下していく。
単調な道で,ずっとこんな天気が続くと,気が滅入ってくる。
それにトラックはうるさいし。

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数十kmごとにあるレストエリアでちょっと休憩。
高速道路のレストエリアに自転車で来ているのが相当珍しいらしく,いつにも増して声を掛けられた。
「どこからどこまで旅してるんだ?」という質問には,「アラスカからアルゼンチンまで」と答えているので,すごくびっくりされる。びっくりしてほしいからそう答えてるんやけど。
こっちの人は初対面の人とでも,ちょっとした知り合いみたいなノリで接するので,周りの人にも「おい,こいつアラスカからアルゼンチンまで自転車で旅してるんだぞ」みたいに声を掛けたりして,たくさんの人に「グッドラック」って言ってもらった。
いい気分転換になった。


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夕方,ウッドランドという小さな町に到着。
とりあえずネットに繋ぐためにマクドナルドに入ると,おばさんに声を掛けられ,レストエリアでしたような話を一通りし終えた後に,おばさんにハンバーガーをおごってもらった。
もちろんうれしいんやけど,すごく今さらながら,罪悪感のようなものも感じた。
実はレストエリアでも,おっさんに5ドルもらってしまったんやけど,なんか1日を振り返ったときに,
『雨の中,おもんないフリーウェイを走ってただけやけど,おっさんに5ドルもらって,おばさんにマクドおごってもらったからラッキーだった』みたいな内容に思えてしまう。

僕はそんな旅がしたかったのか。
そんな数ドル得してラッキーみたいな思いをしたくて,わざわざアメリカまで来て必死こいて自転車で走っているのか。
…ってなことを考えてすごく嫌な気分になった。
まぁ,こんなこと考えてしまうのは多分,天気のせいだろう。

2013年10月 04日05:51 アメリカ

ポートランド通過 シアトル~サンフランシスコ6

無題

今日,ようやくポートランドに到着する。
シアトル~サンフランシスコ間では最も大きな町なのかな。よく知らんけど。
地図で見たらシアトルからすぐやのに,6日も掛かってしまった。
サンフランシスコに着くのは,一体いつになるのか。

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ポートランドに近付き,そろそろフリーウェイで自転車走行禁止の雰囲気が漂ってきたので,離脱。
下道でポートランドを目指す。
例によって都心部の道は複雑なので,今回はグーグルマップでかなり入念な下調べをして,どの通りで曲がるかとか全てメモってきた。最短距離でポートランドを通過する。

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車の水しぶきで虹ができている。

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ダウンタウン辺り。

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路上チェスができる。
日本にも路上将棋盤とかあったらいいのにな。

そしてポートランドからのルートだけれど,まっすぐ南に進むのではなく,一度海岸沿いへ出る。
ここから海岸沿いへ出るまで120~130kmくらい。山越えの道を通っていく。

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今日は昼前くらいに雨が上がり,ずっと良い天気が続いている。
雨でも晴れていても,肉体的な疲労は同じだが,精神的な疲れ方がまるで違う。
久しぶりに走っていて気持ちいいなって思った。
高速も降りて,風景も気持ちのいい山道だし。

夕方,ダンディーという小さな町を走っていると,少し汚い身なりのおっさんに声を掛けられた。
歯もところどころ抜けていて何を言っているかよく分からなかったが,多分「この先はしばらく町は無いぞ。今晩はどうするつもりだ?」みたいなことを言っていたのだと思う。
今日はこの町に留まるつもりで,グーグルマップで野宿スポットの目星も付けていたので,「今日はこの町で泊まるつもりだ」と答えると,
「俺の家がすぐそこにあるから来い」と僕を連れて行く。
話しかけてくるところから,家に連れて行くまでの流れが,非常にスピーディーかつ強引だったので,ものすごく戸惑ったが,とりあえずついて行く。

そして連れて来られた家がここ。
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電気,水道は通っていない。
キャンプ用のランタンが電気代わり。はっきり言って怖い。

何か飲むかと言って,ジンジャーエールとコップを出してもらったのだが,コップがコーヒーの紙コップで,しかも洗っていなくてコーヒーが少し付いていた(笑)なんか色々むちゃくちゃだった。
悪そうな感じの人では無かったが,とにかく怪しかった。

今日はここで寝ろと言われた部屋。
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何も無い空間で,なぜか窓には布団が掛けられている。
別に窓が割れている訳でもないのに。
泊めてもらっているにも関わらず,普段の野宿以上にハラハラする夜だった。

2013年10月 05日05:52 アメリカ

山から海へ シアトル~サンフランシスコ7

無題

ゆうべは限りなくあやしいおっさんの家に泊めてもらっていたが,無事目を覚ます。
朝,別の部屋に旅仕様の自転車を発見した。
このおっさんも自転車旅行者だったみたいだ。ゆうべそんなことを言っている気がしていた。
昨日,僕を見てすぐに駆け寄ってきたのも,いろいろと親切にしてくれたのも納得。
苦労の多い自転車旅行者は,同じ自転車旅行者に優しくなれるものなのです。

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出発の朝には,少しだけ開封されたカップ焼きそばと,カビの生えたチーズをおみやげにもらう。
最後までめちゃくちゃな人だったが,ありがた迷惑などとは全然思わず,ただただありがたかった。
がっちり握手を交わし,小さな町を去る。

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今日のゴールは,海岸に出たところの町。
海岸まではちょうど100kmくらい。

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町が少なく,山道が続く。
単調な道ではあるが,見晴らしが良く,景色は良いので,あまり気にならず。
そして少しだけ,補給区間の少なかったカナダの道を思い出して,懐かしく思った。

夕方,というよりもう7時なので,夜だけれど,
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ギリギリ夕焼けに間に合ったー!
あと30分早かったらもっときれいだっただろうな。
雨宿りをしていた時間が悔やまれる。

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でもこれからはしばらく海岸沿いを走るので,またきれいな夕焼けが見れるだろう。
天気予報によると2日ぐらい良い天気らしいし。

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2013年10月 06日05:52 アメリカ

久々に自転車旅行者と遭遇 シアトル~サンフランシスコ8

無題

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ゆうべ泊まった公園のそばにコミュニケーションセンターという建物があった。
体育館やジムみたいな施設が見えたので,シャワーもあるかなと思って尋ねてみると,思った通りあった。
2ドル25セントでシャワーを借りることができたので,1週間ぶりのシャワーを浴びた。
さらに建物のとなりにコインランドリーもあったので,1週間ぶりの着替えと洗濯。
最高にリフレッシュできた。
のんびりネットをしていたら,出発が昼過ぎになってしまった。
でも昨日,頑張った分,今日は軽めにしておこうと思っていたので問題なし。

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海岸沿いの道を走る。

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西海岸では基本,海から風が吹いているので,波が高い。
夏場でも泳ぐのは危ないかも。

しばらく走っていると,久しぶりに自転車旅行者と出会った。
長期自転車旅行者と出会ったのはカナダの北部以来かも。
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彼はバンクーバーからメキシコを目指しているらしい。
とりあえずしばらく一緒に走ることに。

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夕方。
ほんまにきれい。

フランス人のゼフィとは町で一旦,別行動をして近くのキャンプ場で落ち合ったんやけど,夕方キャンプ場に行くと,自転車旅行者が一人増えていた。
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左側のアメリカ人のタイラーは僕らとは違い北上しているので,明日の朝には別れるが,今晩だけ一緒に過ごした。

外国人のサイクリストで,時々,ものすごくムダの多いというか,適当な自転車旅をしているなという人がいるが,タイラーもその一人だった。
彼はなんと自転車バッグがバケツだった。
自転車の後輪の両サイドにバケツをぶら下げてるというスタイル。
しかも,タイヤがロードバイク用の細いタイヤで(自転車旅行では荷物が多いのと,快適さを重視するという理由から,太いタイヤを使うことが多い),しかもなぜか荷物をぶら下げている後輪のタイヤの方が細いタイヤを付けていた。意味分からん。

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しかもタイラーもギターを持っていたし。
ギターは僕もなので人のことを言えないが,とにかく突っ込みどころが多かった。
僕もそうなんだけど,日本人サイクリストはどちらかというと,一切のムダを省き,装備を吟味し,効率よく旅をする人が多いように思う。

カナダで出会ったサイクリストの中には,自転車の後ろにリヤカーを付けて,その上に犬を乗せて大陸を横断している人がいたけれど,日本人の感覚からするとちょっとありえない自転車旅だ。
なんてムダが多いんだと思う一方で,その自由さがうらやましいし,かっこいいなと思う。
僕だったら『犬なんて連れて行けない』ってすぐ判断しただろう。
ムダを省こうとするあまり,発想が縛られてるなと感じる。
自転車旅なんて非効率的な旅をしているくせに,些細な効率にとらわれていてどうすると感じた夜。

2013年10月 07日05:53 アメリカ

文句の付けようのない1日 シアトル~サンフランシスコ9

無題

昨夜,ガサゴソという物音で目を覚ました。
何かと思って,テントを開けて,ライトで辺りを照らしてみる。
すると遠くの方でパンを食べているタヌキの姿が見えた。
「おぉ,この辺にもタヌキがおるんやな~むにゃむにゃ」と思って,何気なく僕の荷物が置いてある方に目をやると,寝る前には確かに置いていたはずのスーパーの袋が無くなっている。
その袋には明日の朝食べるはずだったパンが入っていたはず…。
ってタヌキが食べてんの,その朝ごはんやーー!!

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タヌキ「……ぎくっ」

ほんまベアスプレー持ってたらぶっ放したろかと思ったけれど,もう熊は出ないだろうと思って,ベアスプレーはシアトルの親戚の家に置いてきたのでした。
ほんまむかつく。

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夕べはそんなことがあったけれど,今日も海がきれいだ。
昨日出会った,フランス人サイクリストと共に進む。

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結構な頻度で,休憩所みたいなのがあるが,ほぼ毎回止まって景色を眺めている。

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見える景色は大して変わらないのに,それでもほぼ毎回止まってしまう。
同じような景色を見て,同じように毎回感動してしまう。
何度見ても感動が薄れないから不思議だ。

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遠くまで見渡せる景色ってなんでこんなに気持ち良いんやろって考えてて,これは多分,大昔からの習性みたいなもので,原始時代とかでは,遠くまで見渡せることで,マンモスとか外敵を早くに発見できることに繋がり,自分達の村を守ることができるので,遠くまで見渡せることがとても重要だった。
その名残から,遠くを見渡せることが気持ちよく感じるというように,遺伝子に組み込まれているんだろうなとか考えながら眺めていた。どうか知らんけど。

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天気も良く,気温も暑すぎず,寒すぎなず,おまけに追い風まで吹いていて,文句の付けようが無い。
アラスカから,ここまでの3ヶ月半の中で,ベスト3には入るであろう1日。

2013年10月 08日05:57 アメリカ

仲間が増えると楽しさも倍々に増えていくの法則 シアトル~サンフランシスコ10

無題

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フランス人サイクリスト,ゼフィと共に南を目指す。
ここ数日はずっと快晴が続いているのでとてもうれしい。
これだけ天気が良くて,追い風まで吹いてくれていれば,正直どんな道でも楽しい。

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丘を上ったところの休憩所で,南米のアルゼンチンを目指すカップルサイクリストと出会う。
カナダの北部からほとんど自転車旅行者には会わなかったのに,昨日今日だけで,10人以上のサイクリストと出会った。多分この西海岸沿いの101号線は自転車乗りの間では有名な道なんだろう。
実際,むちゃくちゃいい道だし。

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進行方向が同じなので,4人で一緒に走ることに。
今までの最高が5人なので,あと2人仲間が増えると記録更新だ。

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昼ごはん休憩。
今日出会ったカップルのニコラはギターがすごく上手だった。

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走っている時は,各々音楽を聞いていたりして,1人の世界でただ走るだけなんやけど,それなのに心強く感じるから不思議だ。
『みんな頑張っているから自分も頑張ろう』という思いから生まれる力はすごく大きい。

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夜はキャンプ場でご馳走をみんなで作って食べた。

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そして火を囲む。
言葉があまり通じないもの同士でここまで楽しく過ごせるっていうのがすごい。

2013年10月 09日05:57 アメリカ

最高の景色と最高の野宿 シアトル~サンフランシスコ12

無題

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昨日に引き続き,メキシコを目指すフランス人と,アルゼンチンを目指すカップルと,僕との4人での自転車旅。

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ここ2,3日は追い風だったのに,今日は1日中,なぜか強風の向かい風。
僕一人だったらむかついて,カフェにこもってしまっていたかもしれない。
仲間の大切さをしみじみかみ締める。

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あと今日は少し内陸に入っているので、あまり海は見えない。
天気がいいので,これはこれできれいだけど。

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あと27マイル(40kmちょいくらい)強風区間が続くらしい。

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海が見えるところまで走り,お昼ご飯。
毎日こんなところでご飯を食べられるのが幸せだ。

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少しずつ日が傾いてきた。
思わずため息が出る景色。

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そんでこのカップルが結構人目をはばからずイチャつきよる。
ますますため息しか出ない。


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夕方,道路から少し木々の中に入ったところで,キャンプ。
間違いなく,この旅が始まってから,最高のキャンプだった。
しかもこんな良い景色の中でのキャンプが無料とか,お金払って泊まるのが馬鹿らしくなる。

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そしてパスタを茹でるための水を汲みに,20箇所くらい擦り傷を作って,高さ30mくらいの崖を下って海岸まで降りたんやけど,海岸に下りて見る海と夕日がまた,とんでもなく素晴らしかった。
海がこんなにも神々しく,神秘的に見えたのは初めてだった。
たくさん擦り傷を作って,2回ぐらい死に掛けないと降りられないようなところだったので,カメラは持っていけず,写真は無いけれど,今まで見てきた海とは全くの別物で,物語の中とか,別の世界に来ているようだった。
今日のこの景色を見れただけでも,この道を通った価値があったと思える。
そんな景色。

2013年10月 10日05:58 アメリカ

外国人の親切 シアトル~サンフランシスコ11

無題

ゆうべは久しぶりに雨が降って,夜中にテントの雨除けを張るハメになってしまったけれど,朝には雨も上がったので,良かった。

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昼ごはん。
このカップルの自炊能力は非常に高く,お昼にハンバーガーを作ってしまう。
大きいハンバーガーを1人2つずつ食べて,10ドル以下。
そして余ったハンバーグをもらってしまった。
いつもいろんなものを貰ってしまってる。

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そして食後。
ここまで旅してきてずっと思っていたけれど,海外の人は親切にするのが上手い。
日本人の謙虚さとか遠慮深さというのは,日本人の美徳の一つとされているけれど,日本人って,人に親切にすることに対しても,遠慮してしまっていることってないだろうか。少なくとも僕はよくある。
海外の人にはそんな遠慮が全く感じられない。日本人だったら絶対見て見ぬふりするなっていう場面でも,簡単に親切にする。そしてその親切も,強引では無いんやけど,断れずにすんなり受け入れてしまうという,絶妙な加減の親切をしてくる。
まぁとは言え,その遠慮の無さも故に,例えばレジなんかで僕に英語が通じないと平気で舌打ちしたり,ため息を付いたりすることもあるので,一長一短ではあるが,僕にとっては魅力的に映ることが多い。

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毎日書いているけれど,海がきれいだ。

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夕方,道路わきの茂みに入ってキャンプ。
途中,フランス人のゼフィは「ちょっと急ぐから」ということで,先に行ってしまったので,ニコラ,ボヤーナのカップルと3人で泊まった。
このカップルも、基本的にキャンプ場は使わず,野宿というスタイルで旅をしているので助かっている。

2013年10月 11日06:41 アメリカ

自転車旅の上手さ シアトル~サンフランシスコ13

無題

今日はいよいよオレゴン州からカリフォルニアに入る。
といっても,サンフランシスコはまだ600kmくらい先にあるのでまだしばらく掛かりそう。

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オレゴン州最後の町「ブロッキング」
この101号線の良い所は,景色の良さももちろんだけれど,小さい町が多いところも魅力の1つだと思う。

そして
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カリフォルニア入り。
看板のところにいたおじさんに,「そこの茂みの中からきのこをたくさん採ってきたからあげるよ」と言われて,もらったきのこと共に記念撮影。

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もらったきのこは夜ご飯のおかずに。
玉ねぎとにんにくと一緒に炒め,しょうゆで味付けして,ご飯とかパンと一緒に食べる。
ものすごいおいしかった。

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こんなきれいな夕焼けが見える公園で食べています。

ご飯を食べたら,野宿の場所探し。
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町から少し離れた海岸で寝ようかということになったんやけど,ここだとひょっとしたら警察が来るかもしれないとか,砂浜が少し湿っているから,もし満潮になった時,濡れてしまうかもしれないとかで結局,別の場所を探すことに。
僕だったら間違いなく,気にせず寝てた。というか,ここまで来ることもなく,ご飯を食べていた公園で寝ていた。

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今まであまり考えたことがなかったけれど,この2人と行動を共にしていると,自転車旅にも“上手さ”というものがあるんだと気付かされる。僕が感じた自転車旅の上手さっていうのは,『いかに安上がりに安全で満足度の高い旅が出来るか』というもの。僕が彼らと同じくらい頑張れているのは,出費の少なさくらいのもので,僕は野宿の場所の選び方も適当だし,ご飯も適当だし,安全性や満足度(特に食事面)とかは彼らの足元にも及ばない。
彼らは,どこかからタダで野菜とかドーナツとかをもらってくることがあって,僕が知らないコツをたくさん知っている。しばらく行動を共にさせてもらい,色々勉強させてもらうつもりである。

2013年10月 12日05:59 アメリカ

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