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ホテルに泊まる楽しみ

2015年4月15日
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チリのアウストラル街道を走っている時から,ずっと楽しみにしていたこと。
それはご飯。
田舎町では食材が不足していた上にキャンプ続きだったので,ずっとご飯が同じものの繰り返しになってしまっていた。ちゃんとした町でちゃんとした宿に泊まったときは美味しいものをたくさん食べようと思っていた。

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さらに日本人宿というのは,その他のバックパッカーホテルと比べて調理器具などの設備がきっちりしていることが多い。

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お箸もある。

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肉と野菜のオーブン焼き。
具材を切って塩コショウして,あと醤油と宿にあった赤ワインビネガーをちょろっと垂らしてオーブンにぶち込むだけ。簡単に作れる割に,見た目も派手でそして美味しいので,シェア飯の際に他の旅行者をビビらすにはもってこいの料理。
現在,宿はほぼ満室なのに,僕以外の宿泊者は全員韓国人女性っていう謎展開なため,これは一人で作って一人で食べましたが。

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スーパーに売っていた鶏。まるごと買ったほうが安かった。
やっぱり長期旅行者たるもの鶏の解体くらいできないといけないですしね。
YouTubeでさばき方を覚えて挑戦。

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左からもも肉,ささみ,手羽先,手羽元,むね肉。
予習すれば意外と難しくなかった。鳥ももから骨を外すのがちょっと難しかったけど。
というか,こういうのはペルーとかボリビアとか,メルカド(市場)で鶏が安く買える国でたくさんやっておくべきだった。

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照り焼き,鶏がらでダシを取ったスープ。

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さらに鶏肉を使ってクリームシチュー(食べ終わり)。

色んな国の旅行者と比べると,日本人が最も料理へのこだわりが強く,料理上手だ。
海外の人たちは,キッチン付きのホテルでも手の込んだ料理をするようなことはほとんどない。
ある日,泊まっていた韓国人に「みんなで一品ずつおかずを作ってシェアしないか」と誘われた。しかしその日は簡単なもので済まそうとしていたので,大した食材を持っていない。
みんなはどんなものを作るつもりなのかと聞くと,一人はパスタ,もうひとりはトンカツだと言う。
僕だけ簡単なものになってしまうことを謝りつつ,参加させてもらうことになった。
で,蓋を開けてみたら……

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パスタは市販のソースを温めただけ。
トンカツは冷凍食品でした。
僕はさつまいもとかぼちゃをレンジでチンしたものを冷蔵庫で冷まして,タルタルソース(もちろん手作り)を和えたサラダを作ったんやけど,圧倒的に僕の作ったものが一番手が込んでいた。
聞くと,韓国では普段から家で食べるよりも外食をすることが多いらしいので,そもそもそんなに料理をする習慣がないみたいだ。
まあそんなことがありつつも,藤旅館で料理欲求を満たしていく。

パタゴニアの風に吹かれて

2015年4月21日
エルカラファテ
エル・カラファテ出発の朝。
ここ藤旅館には7泊しました。ほぼ毎日新しい旅行者がやってくるのだが,なんと日本人は0。全員韓国人でした。別にいいんですけどね。宿の手伝いをしてタダで泊まれていたので。

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今日もいい風が吹いている。
ここパタゴニアは“風の大地”と呼ばれる強風地帯でもある。
風向きは決まっていて,たいてい西から東へ吹いている。
ここエル・カラファテから見て,ゴール地点のウシュアイアは南東の方角。なので一応,追い風であることの方が多いはず。

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リオ・ガジェゴス方面に向かうと311km他の町は無し。
この先,ルートが2つあるので,リオ・ガジェゴスを通るかはまだ未定。

ルート
この先はリオ・ガジェゴス方面かプエルトナタレス方面かルートを選べる。国立公園などの観光スポットがあるプエルトナタレス方面から行くのが一般的のようだ。

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出発していきなり強風の追い風に助けてもらう。快適。
そういえばエル・カラファテの近くに有名な氷河があるんやけど,結局行かずじまいでした。行った人みんな「すごくよかった」と言うので,ちょっと行ってみたかったんですけどね。

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しばらく走ると思いのほか大変な峠がある。
しかしここもスーパー追い風に助けてもらってハイペースで駆け上る。背中に受ける風が強すぎて常にシャツが胸のところまでめくれ上がっていたし。

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ときどき適当に足をクルクル回しているだけで時速30~40kmをキープできる。そのスピードで走っていてもビュービュー風が背中を押す。
朝からもう100回くらい「パタゴニアやばいな」って独り言を繰り返している。

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午後6時前まで走り,今日は橋の下テントを張る。
今日は出発が遅く,出たのが11時すぎやったんやけど,スタートして7時間弱で160kmも走れた。
160kmって今までの最高記録な気がするんやけど,それが11時スタートで達成されてしまうとは。自然の力の偉大さを思い知る。
そして明日も神風が吹いてくれることを願って寝る。

パタゴニアの風に吹かれて(2日目)

2015年4月22日
分岐

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朝。
風よけのために橋の下にテントを張っていたのだが,橋の下を抜けるように風が吹くのであまり意味がなく,ゆうべはものすごい風にあまり寝られなかった。

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昨日ここに置いていた自転車が,

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ここまで転がり倒れるくらいの風でした。

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朝はそこまで風は強くない。

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分岐。
ここでリオガジェゴス方面から行くかプエルトナタレス方面から行くかを選べる。
プエルトナタレス方面に行くには進路を東,つまり風上方向に向けないといけないので,怖くてとてもじゃないが行けない。
今はそんなに強くはないけれど,いつ風が強まるかわからないし。

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今日も景色は同じ。
この広大な土地を何か有効活用できないものなのか。

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動物注意の看板。

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道路の脇には動物が道路に入ってこられないようにずっと柵が建てられているのだが,普通に飛び越しているので,全く意味なし。

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午後から次第に追い風が強まり,ペースが上がる。
余裕で時速30~40km台を維持できるくらいの追い風。

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そして楽々145kmを走り切り,リオガジェゴスの町まで。

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平均時速は驚異の29.02km/h。(普段で15~20km/hくらい)
同じ自転車旅行者に対してパタゴニアの風のすごさを伝えるには,この数字が最もわかりやすいでしょう。ありえない数字なので。この先,この記録を上回ることはまずないと思うので記念に残しておきます。

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なんとか野宿できないかと考えながらしばらく町をブラブラ走るも,めんどくさいしまあいっかとホテルにin。
野宿の時とホテル泊の時とを比べると,明らかに野宿の方が快適だし,楽しい。
周りに誰もいない場所っていうのは,想像以上に気持ちがいいものなんですよね。
ホテルに泊まるメリットはネットが使えることくらい。

リオガジェゴスで雨宿り

2015年4月23日
リオガジェゴス
カラファテから2日で311kmを走り切り,リオガジェゴスに到着。
本当に,スーパー追い風に身を委ねていたら着いた感じ。

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このままどんどん南下したかったのだが,今日は雨のため休み。

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午後から雨は上がる。
寒い。

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一応,一番賑わっている辺り。
それなりに色んな店は揃っているが,全くツーリスティックではない。
日本の寂れた地方都市の雰囲気。

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メキシコぶりやから,約1年ぶりの大西洋。
特に感想は無し。

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それにしてもパタゴニアの風は想像以上のものでした。
天気予報を見ると,昨日は最大風速で25mほどだったそう。
ネットで見ていると風速25mっていうのは「人生を左右する用事でもない限り外出してはいけないレベル」って書いてあって今更ながらビビった。

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基本的に西から東に向かって風が吹いているのだが,もう東海岸まで来てしまったのでこの先は,このとんでもない風が邪魔になることも多くなるでしょう。あの風に向かって走るのは不可能なので,本当に風の神様に祈るしかない。

南米最終ステージ『フエゴ島』へ

2015年4月24日
リオガジェゴス

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リオガジェゴスを出発。

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南米最南端の町ウシュアイアまで572km。
あと1週間前後で到着予定。
そう考えたら南米ももうすぐ終わりやな。

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曇っていてかなり寒い。
ダウンを着て走ろうかと迷うくらい寒い。
今日は運良く風が無くてこの寒さなので,これで風が強かったら恐らく死んでた。
リオガジェゴスからは南に進んでいて,いつも通りの風向きだと西からの強烈な横風に苦戦していたばずなので,今日はすごくラッキーだ。

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多分8km先の何かがチリ国境。
パタゴニア南部はアルゼンチンとチリの国境が複雑な形になっていて,ウシュアイアまでに一回チリに入って,もう一回アルゼンチンに再入国することになる。

ささやかな問題があって,チリには野菜,果物,乳製品などを持って入れないことだ。今日チリに入ってから次のまともな町が,恐らく303km先のリオグランデになるのでそれまで質素な食事で過ごさないといけない。

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国境。
これはアルゼンチン側のイミグレーションでここは素通りし,

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チリに入って,

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チリ側のイミグレーションで,アルゼンチンの出国手続き,チリの入国手続きを行うシステムだった。
そして,なぜかここで荷物チェックが全くなかった。
他の車とかは,トランクとか全部開けて犬にクンクン匂い嗅がせて厳しくチェックされている。
ひょっとして,ここの国境からチリに入国するとしばらく町がないからということで,サイクリストに対しては見て見ぬフリというか,持ち込みを容認しているのではないかと少し思ったが,実際のところは謎。

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こんなことなら野菜持ってこればよかった。
検査があると思っていたので,米とかパスタとかほとんど炭水化物しか持っていない。
体に良い食べものは粉ミルクかビタミン剤くらい。

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しばらく進んだところからフェリーに乗ります。
ウシュアイアは実はフエゴ島っていう島にあるので。
なので細かいことを言うとウシュアイアは南アメリカ“大陸”の最南端って訳ではない。
まあそんな細かいことどうでもいいですよね。

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自転車はタダでした。
10kmもない海峡を2隻の船でずっと往復しているので,フェリーは20~30分間隔で出ている。

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『フエゴ島にようこそ』
いよいよ南米編も最終ステージ。

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今日はもう少し進んで,よくわからん小屋の横にテントを張らせてもらう。一応風避けよして。

風が強い日は頑張らない

2015年4月25日
フェリー降り場

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景色が真っ白。

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見事に真っ白。
小雨が降っていて寒いけれど,出発。

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しばらく走っているとセロソンブレロっていう小さな町があった。
朝,小降りだった雨がだんだん強まってきたので,ここで避難。
町の外は何も無さすぎて,雨宿りをする場所すら見つけるのが困難。

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町に一軒のスーパーがそこそこの品揃えで,野菜,卵を買い込む。
町があることも知らなかったし,全く期待をしていなかったので嬉しい。

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もし雨が止まなかったらこの町で終了でもよかったのだが,止んだので出発。

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風が強くてなかなか進まない。

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今日はまだ60kmしか走っていないけれど風が辛いので早めに切り上げる。
道の脇に民家があったので,家を風よけにテントを張らせてもらって終了。

ペンギンに会いに

2015年4月26日
民家

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昨日おとついとはうって変わって快晴。
ただ放射冷却のためかここ最近で一番の寒さ。

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やっぱり日光を浴びながら走る方が元気が出る。
あったかいし。

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右方向からの横風が強く,数百m先に見える「右カーブ」,「左カーブ」の看板が見えるたびに喜んだり,ガッカリしたりしている。

そしてお昼頃,オナイシンという場所に到着。
100kmくらい手前から何度も看板が出ていたので,どんな町なのかと思っていたら,

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この小屋があるだけの場所でした。
見渡す限り民家などはない。

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しかしこの小屋がかなり快適な休憩場所だった。
パタゴニアにおいて,風がしのげる場所というのは非常に貴重だ。

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このオナイシンというのが交差点になっておりまして,ウシュアイアに向かうには左(東)方向に向かうのですが,今日は寄り道をするところがあるので,まっすぐ(南に)進みます。

昼頃から風が強まり,横風がかなり辛い。
オナイシンから未舗装になったのですが,砂利で滑って怖い。

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15km走って到着。

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ここにペンギンがいる。

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数年前まではタダだったらしいのだが,お金が掛かるようになっていた。しかも結構高い。(12000ペソ=2400円)
あと月曜日が休みらしい。今日は日曜日なのでちょっと危なかった。

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で,ペンギン。

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風が強いからか知らないけれど,寝そべってるペンギンがたくさんいる。

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あまり動かないのですが,動いていると可愛い。

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首がない。

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あった。
20倍ズームで撮ってこれなので,結構遠いです。
数年前まではもっと近くから見られたらしいんですけどね。

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まあそんな感じのところでした。
料金も高いし,そこまで近くで見られる訳ではないので,無理して来る必要はないと思います。

ペンギン
ちなみに場所はこの辺。

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強風の中15km戻り,オナイシンの休憩小屋でテントを張らせてもらう。

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地平線に沈む夕日を眺めながら,風に怯えることのない夜を過ごす。。

最後のひと波乱

2015年4月27日
オナイシン

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小屋にテントを張っていたので寒さはマシかなと思いきや,むしろ昨日よりも寒かった。
もうゴールのウシュアイアまでは350kmほど,あと一息というところなのですが,ちゃんと自転車もってくれんのかなってくらい色々トラブルを抱えている。

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とりあえず,タイヤのスポーク折れ,ちょくちょくペダルが空回りしてしまう現象。キャリアのネジが折れて結束バンドで止められている状況など。毎日新たな怪我が増えていくので無事ウシュアイアまで完走できるのか不安しかない。

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昨夜はできるかぎりその修理をしていたのですが,一度タイヤの空気を抜いてスポークの調整をして,また空気を入れ直す時に,なんと空気入れまで故障していて,空気を入れることができなかった。
これは絶望の中,全てを投げ出してふて寝して,翌朝撮影された小屋の状況。
ゆうべ,たまたまサイクリストがこの小屋に来て,空気入れを貸してくれるっていう夢を見たのだが,現実はそんな都合良くはないのであった。

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周囲100kmくらいまともな町がないところなので,とりあえずヒッチハイクしかない。
しかし,こんなハテノハテ星雲みたいな過疎地域を通る車なんてごくわずか。
たまに来る車もトラックが多くて,乗せてくれそうな車が通るのは1時間に1~2台。

寒空の下,3時間半親指を立て続け,やっと車が止まる。
その車も普通の自家用車サイズですでに結構な荷物を積んであった。
車のおばさんが「乗せてあげたいのは山々やけど,スペースがあんま無いねんな~」と言いながらしばらく考え込んだ後に,
「よし! ばもす!」
って言ってくれたときは嬉しくてちょっと泣きそうになった。

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自転車のタイヤを外し,強引に詰め込んで出発。
そして50kmほど進み,国境を越え再びアルゼンチンに入国し,そこから100km弱送ってもらってリオグランデという町に到着。

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おまけに自転車屋さんまで送ってもらい,本当に助かった。
感謝。

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ここからウシュアイアまでは200km。2日で到着できる距離なのだが,いろいろ悪いところを直してもらって6000円くらい掛かってしまったのが誤算だった。後輪のスポークも折れていたのは1本だけだったのだが,他のスポークもかなりガタがきていたようで結局全部張替えだったし。でもあとたった200kmの間にまた走行不能になってヒッチハイクはシャレにならんので我慢する。

今日は久々に消防署でのキャンプ。
エルチャルテンで別れて先を進んでいるナオキさんに教えてもらっていたのだった。

サイクリスト御用達のパン屋

2015年4月28日
リオグランデ

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早朝に降った雨も準備が整った頃には止む。
しかし今日は出発せずにリオグランデで無駄に1泊してさらに翌日……。

2015年4月29日
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気合を入れて9時出発。
いつもよりも1時間も早い出発。
朝7時過ぎに起きて準備をし出たんやけど,まだ真っ暗で空に星出てたし。

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南米最南端の町ウシュアイアまで210km。
今日は中間地点,106km先のトルウインまで。

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今日は風が弱く走りやすい。

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アンデスの高地に生息していたビクーニャみたいな動物。
1日に50頭くらい見かける。
非常に警戒心が強いので,ちょっとでも近づくと必要以上に逃げられる。

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正午の太陽が海面からこの高さ。
ちなみに,南半球なので太陽は北の空を通る。

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PANADERIA(パン屋)
今日の目的の町トルウインにあるパン屋さん。
というか実はこのパン屋さんが今日の目的地。
このパン屋さんは実は自転車旅行者を無償で泊めてくれるパン屋さんなのです。
小さな町のパン屋さんなのに,27kmも手前から看板を出しているのがすごい。

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サイクリストの間では非常に有名なパン屋なので,ずっと行きたいと思っていた。
しかもこのトルウインの町,前後のウシュアイア,リオグランデまでちょうど100kmの場所に位置している。それぞれちょうど1日分の距離っていうところがまたうれしい。

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町の入口にもデカデカと看板が。

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店の外観も割と目立つのですぐに発見。

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で部屋に案内してもらった。
ベッドまで貸してくれるってすごい。

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部屋の壁は,ここに泊まったサイクリストのメッセージで埋め尽くされている。
日本人のメッセージもちらほら。

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日本人が描いたのか知らないけれど,上手い。

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部屋のとなりではエンパナーダを作っているおばさん。

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こんなにもらった。
やったね。

2年間のゴール

2015年4月30日
トルウィン
今日ようやくゴールを迎える訳ですが,サイクリストにとっては一言でゴールといっても色々ある。
一番小さなゴールは毎日の今日はここまでっていうゴール。
例えば,昨日のゴールが,ここトルウインの町だったように。
首都とか大きな町だともっと長いスパンで考えて,「あと2週間くらいで到着かな」とか考えて目指したりする。

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そして今日は,さらに大きなゴール。
2年間目指し続けたゴールに辿り着く。
アラスカから3万km弱走って目指してきたウシュアイアまであと104km。

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途中,峠がある。
これが最後のアンデス山脈越え。
一時期は4000m以上まで上らされたアンデスも,先っぽのここでは標高400m程度。

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まだ旅行を始めて間もない頃,カナダのカナディアンロッキーをヒーヒー言いながら走っていたとき,南米から北上してきたサイクリストに「南米のアップダウンはこんなもんじゃないぞ」と教えてもらい,「いや,そんなん絶対無理やん」って絶望していたことを思い出した。

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確かにアンデス山脈の上りはあんなもんじゃなかった。
それでも何だかんだ乗り越えてここまで来ることができた。
ここの上りも当時だったらもっとしんどかっただろうなと思う。
今の僕にとっては軽くひねりつぶせる程度の上りなのだけれど,その成長が素直に嬉しい。

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ゴールまで15kmほどの地点。
ウシュアイアから北上してきたブラジル人サイクリストと出会う。
軽く自己紹介をすると,「じゃあ2年間の旅が今日終わるんだね。おめでとう」と声を掛けてくれた。
それまであまり実感は沸かなかったのだけれど,その「おめでとう」の言葉を聞いて初めて,“2年間のゴール”っていう重みを自分の中に感じた。

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まだあくまでも通過点。
それでも大きな節目の終わりであることは確か。

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ウシュアイア

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その大きな節目を迎えた。

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思い返すと心残りや後悔はすごく多い。
でもそういうのはとりあえず置いておいて,
ともかく僕はアラスカから自転車で走り始めて,ここまでたどり着いた。
その事実だけで今は十分満足。

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